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 1月18日に生放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で、解散問題について謝罪したSMAP。

 ジャニーズ事務所のために開かれたのではと思わせるような謝罪放送。表情やしぐさから心情を読み取るパフォーマンス学の権威である、日本大学芸術学部の佐藤綾子教授は、メンバーの心理状態をこう分析する。

「草なぎさんは“ジャニーさんに謝る機会を木村クンが作ってくれた”と言っていましたが、内部の事情について触れたのは草なぎさんしかいない。性格的に彼は正直者で、つい本音が出た感じですね。

 稲垣さんは話している間に何回も眉間にシワが寄っていたんです。こんなに頻繁に寄るのは珍しいこと。本人も相当ストレスがたまっていたのでしょう。

 香取さんは大変なプレッシャーで何を話せばいいかわからない状態。唾をのみ込んでのどぼとけが何回も動いた。いちばん緊張していましたね。

 翌日の報道で見ると中居さんは立ち位置につくまでにカフスをはめながら出てきたんです。それは適応動作というのですが、うまく順応できていないという心の内を人に見られたくないときにするんです。

 本能的にやっていたと思うんですが、カフスをはめたり、出てくるときに人がいないカベのほうをちらっと見たりと、あまり気持ちを読み取られたくないという防衛本能が働いていたのかなと思います。

 その防衛の心が手をつねったりさせたのかなと。納得いってないか、納得したけど、そのプロセスがしっくりきていないという感じだと思います。会見にいたる経緯が自分のストーリーで進んでいないことを、みんなに見せたくない。いろいろなことがあって言いたいこともいろいろありますよという表情でした。

 木村さんは全員の中でいちばん胸を張っている。自分のストーリーで動けたということもあるのでしょう。でも、話したあとに2回、息を吐いていたりしたのは、緊張している証拠です」