頬のたるみが気になる、フェイスラインがぼやけてきてしまった……。そんなお悩みを解決してくれるのが、顔全体の表情筋に効果をもたらす口元トレーニングです。

 舌の筋トレには、頬を引き上げたり、あごがシャープになったり、フェイスラインがスッキリしたりといった効果があります。しかも、方法はいたって簡単。舌で歯と表側の歯ぐきをなぞるような感覚で、10秒かけてゆっくりと大きく回し、逆回転も同様にそれぞれ6回行うだけ。

 このトレーニングをすると、口まわりを袋状に囲んでいる口輪筋がほぐされ、さらに口輪筋とリンクして口角を引き上げている頬筋も鍛えることができます。口輪筋が刺激されることで毛細血管の血行もよくなるので、唇もキレイになるといううれしいおまけも。

 例えば、同じ腹筋運動でもゆっくり行うほうがキツく感じるぶん、効果が高いのと同じように、舌の筋トレもゆっくり行ったほうが筋肉がより鍛えられます。

 おすすめのタイミングは食後。歯や歯ぐきの表面がきれいになり、唾液の分泌をうながして口臭を予防する効果もあいます。

「ゆっくり!」がポイント “10秒舌まわし”(イラスト/スヤマミヅホ)
「ゆっくり!」がポイント “10秒舌まわし”(イラスト/スヤマミヅホ)