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「狙った格上男性に自分からプロポーズをしてしまう婚活女子がいますが、“ちんころじ~”的には絶対におすすめしません」。語気鋭く言うのは、男の本音を読む婚活術“ちんころじ~”を提唱するライター・仁科友里さん。

「女性からプロポーズしてはいけない理由は、格上男性はプライドがとても高いから。社会的地位や年収の高い人ほど、自分は自分が思い描く理想の人生を歩んできたという自負が強い。当然、結婚やその後の人生にも理想のシナリオがあります。女性からプロポーズされることは、自分のシナリオを勝手に書き変えられることと同じ。だから、結婚の話もプロポーズも、彼のタイミングに合わせるのがいちばんなのです」

 女性から結婚の話をすることは、負ける確率の高い大きな博打(ばくち)であることを理解しましょう。それでも攻めたい婚活女子のために、結婚話で絶対に言ってはいけない“NGワード”を仁科さんに聞きました。

■NGワードその1「なんで結婚できないの?」

 結婚できない理由が納得できるものであれば待つ、もしくは「なんなら結婚を阻む理由を私が代わりに解決しますよ」ぐらいに考える女性は多いでしょう。しかし、男性にとって結婚は“できるときにそばにいた人と”するものなので、こう聞かれても「今じゃない」としか説明しようがないのです。

■NGワードその2「私、30歳になったんだけど」

 30歳を超えると焦る気持ちが生まれてくる婚活女子も多いでしょう。しかし、結婚モードでない男性からすると、「そんなこと言われても……」です。下手すると、「じゃ、違う男とつき合えば」「今度から年齢でおどさない若い女とつき合うことにしよう」となってしまいます。

■NGワードその3「親も心配している」

 女性は結婚話で自分を正当化するために親をもち出すことが多いのですが、これは男性にとって「知らんがな」の極みです。彼女の親は、男性にとって単なる知らない人なので、親をもち出されても、「もっともだよな、結婚しなきゃ」となることはありません。

■NGワードその4「あと半年以内に決めて」

 彼は結婚を“まだ”しないのか、それとも“ずっと”しないのか。女性は迷ったときに期限付きで回答を迫ることがあります。しかし、男性は“環境の変化”(=仕事がヒマになった、転勤が決まった、親からプレッシャーがかかったなど)があったときに、初めて結婚カーのエンジンをかけるので、いくらたっぷり時間を与えて考えろといっても、“環境の変化”がなければエンジンがかかることはありません。

 つまり、結婚において男性が嫌がるのは、“女性が女性側の都合で女性のために”結婚したがること。結婚について聞くときは、自分の気持ちを押し付けて男性の負担を増やさないように注意しましょう。

 男心を読む婚活テクニックは、仁科さんの新刊『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)にまとめられています。

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(イラスト/菜々子)

<プロフィール>

仁科友里(にしな・ゆり)

1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊女性』『週刊ポスト』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿中。自身のブログ、Twitterで、男性の本音を読む行動学“ちんころじ~”を提唱し、恋愛・婚活に悩む女性たちの相談に答えている。

ブログ「もさ子の女たるもの」

http://ameblo.jp/nishinay-127/

Twitterアカウント @_nishinayuri