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 この年末年始、寝正月で太ってしまった人も少なくないだろう。そこで誰でも簡単に始められる習慣を管理栄養士・木下あおいさんに教えてもらった。

■大根おろしでデトックス

「胃腸の働きを高めてくれるのは大根おろし。食べすぎや飲みすぎで疲れているときは意識的に食べて。大根おろしにワカメを添えてしょうゆや塩麹を垂らしたり納豆に加えたりするだけの簡単レシピでOKです」

 酵素の力で老廃物を排除し、やせやすい身体づくりにつながるほか、ビタミンCが豊富で肌に弾力も。

「おろすのが面倒なら、青菜と一緒にフードプロセッサーに入れて回し、黒酢をかけてもおいしいです」

■発酵調味料は無添加や有機のものを

「食べ物の消化吸収と関係が深い腸を整えるには、発酵調味料がおすすめ。発酵菌が体内で善玉菌に変わり、年齢を重ねたときの美しさも変わってきます」

 購入時の注意点は?

「だし入りのものは添加物が多く、腸の働きを低下させるので、無添加や有機などを選ぶこと。また、『酒精』を原材料に含むものは、製造時、アルコールで菌の力をあえて止めてしまっているので避けてください」

■夜だけ糖質オフで太りにくいカラダ

「夜だけ糖質オフにすれば、体重が大きく変化します。野菜やタンパク質が豊富な納豆、豆腐でメニューを構成。外食なら肉や魚、野菜は食べてもいいけど、ご飯やデザートをカットして」

 それでも我慢できずに食べてしまったときは、どうすればいいのだろうか。

「翌日に糖質オフで速攻メンテナンスをすれば大丈夫。どこかで制限をしてはじめて体内に余ったものが燃えていきます。そんな日こそ大根おろし、青菜、きのこなどデトックス食材を中心に食べるように心がけて」