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2011年3月11日の東日本大震災から4年。復興作業が進むものの、まだ現地には深い爪痕が残り、多くの芸能人が復興支援を続けている。

 音楽を通しての支援を続けているのは、うつみ宮土理。その決意に大きな影響を与えたのが『毎日小学生新聞』で読んだ岩手県の山田町立大沢小学校の震災孤児が書いた日記だ。

「3年前、震災孤児の日記を読んで、『青いこいのぼりと白いカーネーション』というCDをリリースしました。その売上金のすべてを震災孤児に寄付しています」

 と語るうつみは、作詞作曲を加藤登紀子に長文の手紙で依頼。『青いこいのぼり』とは、5月の節句に合わせて青い鯉のぼりだけが飾られていた宮城県内の光景からのイメージで、『白いカーネーション』は母親を亡くした子どもたちへの思いを込めたものだという。

「実は、2014年3月末に大沢小学校の新聞部の生徒さんたちを中目黒にあるキンケロ・シアターに呼ぶ予定でした。うつみと劇団員で簡単なショーをやって、寄付金の贈呈式を行うはずだったんですが、年度末で忙しいこともあって、またころ合いをみて、企画する予定です」(事務所スタッフ)