0610_野々村親子

 『アナと雪の女王』で声優を務めた松たか子&神田沙也加が二世タレントの域を超える活躍を見せた2014年。実はいま親の七光を使わずに、人気を獲得する二世ローティーンモデルが注目を集めている。

 その1人が、宮崎あおい、長澤まさみが過去にモデルを務めていたローティーン向けファッション誌『ピチレモン』でレギュラーモデルを務める岡田結実。彼女の父親は、お笑いコンビ『ますだおかだ』の岡田圭右なのだ。

「本人もバラエティー番組で“岡田圭右の娘”と話していましたし、隠しているわけではないのですが、なぜか親子共演はNG。なんでも“岡田家で取り決めたルールだから”と、岡田が所属する松竹芸能も口を挟めない状態らしいです」(放送作家)

 結実は父とは別の事務所に所属しており、思春期の女の子だけに、親の芸風を嫌がっている……と思いきや、

「岡田圭右さんの名前を使って仕事をしないのは“自力で頑張ってほしい”という願いが岡田家からあったからです」(結実の所属事務所担当者)

 最近は子どもに甘い親が多い中、岡田は意外にもきびしく教育しているようだ。もう1人忘れてはいけないローティーンのカリスマが、野々村真の娘・香音。

「香音ちゃんはCMなどでは親子そろって出演してはいますが、実際は野々村さん夫婦と一緒に親子セットで売っているわけではないそうです。将来的に香音ちゃんひとりでも芸能活動を続けていけるように、二世タレントというイメージがつかないように本人も頑張っています」(広告代理店関係者)

 現在は『ニコ☆プチ』(新潮社)の看板モデルとして活躍中。新垣結衣や能年玲奈は同誌のお姉さん版『nicola』のモデルオーディションでグランプリを獲得して芸能界デビューするなど、人気モデル、女優の登竜門になっている。

「2013 年4月号で『ニコ☆プチ』モデルのオーディションをやったのですが、彼女は約5000人の中から選ばれました。笑顔が自然でかわいいというビジュアルのよさを評価しての合格なので親御さんはまったく関係ありません」(『ニコ☆プチ』担当者)

 アイドル評論家の北川昌弘氏も「親子でテレビに出てきたときに、そのかわいさに驚きました。二世タレントの中でも抜きんでたビジュアルです」と絶賛する。それは同世代の女の子からも同じようだ。

「レギュラーモデルになった次の号の読者アンケートでいきなり1番人気になったんです。それは過去にないこと。それ以降7号連続、1年以上も表紙を飾ってもらっています(同誌は隔月発売)。これも歴代最長記録ですね。またブランドのカタログやタイアップ記事で彼女が着た服が売れ行きがいいと、起用するブランド関係者からも評判がいいんです。問い合わせ件数が過去最高だったこともあったそうですよ」(前出の担当者)