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 4月30日、悔しさを滲ませながら末期の大腸がんを公表した今井雅之さん。その日からわずか28日で帰らぬ人となってしまった。

 そんな今井さんが心を許していた人物がSMAPの中居正広だった。ふたりが出会ったのは、’96 年に放送されたドラマ『味いちもんめ』(テレビ朝日系)でのこと。

「中居さんの覇気のない態度が、どうにも許せなかったんですよ。ケンカをするシーンがよくあったんですが、あながち演技に見えなかったという……。あまりの仲の悪さで中居さんがプロデューサーに“もう今井さんを登場させないでほしい”と直訴したほどだったといいます」(テレビ局関係者)

 ある日、中居から“今井さんってアイドルとか嫌いですよね?”と話しかけた。

「彼は“そういうわけではないけれど、役者としての覚悟がないヤツが嫌いなんだ”と返した。すると中居さんから返ってきたのは“自分は将来的にはMCとしてやっていきたいと思っている。そのために今は、ドラマや歌、バラエティーなどいろいろなことに挑戦しているんです”という言葉。この言葉に今井さんは“適当にやっていたわけじゃなく、ちゃんとゴールを見据えてやっていたんだな”と感心し、その日からクランクアップまで毎日飲みに行く仲に。ドラマが終わった後も、無二の親友として交流は続きました」(前出・テレビ局関係者)

 もう1人、彼がかわいがっていたのが酒井法子だ。

「役者としてすごく才能があると認めていましたよ。“覚せい剤を使ってしまったのはもちろんよくないことだけど、更生しようとがんばっている姿が感じられる。役者はなんといっても経験が物を言うから、今回の失敗を今後の演技にどう生かせるかだ”と気にかけていましたから」(芸能プロ関係者)