muramoto

 7月、ウーマンラッシュアワーの村本大輔にストーカー行為を繰り返していた女子大生が逮捕された。この女性は、仕事現場などで待ち伏せしていたという。 しかし気になるのが、追っかけとストーカーの線引き。そこで各ジャンルの追っかけの人々にその線引きについて聞いた。

 今回はストーカー行為で逮捕者も出たお笑い編。

「お笑いは大きく分けて、吉本と非吉本でファン層が変わります。熱心な追っかけが多いのは劇場がいくつもあって出待ちをしやすい吉本ですね」(お笑いファン)

 お笑い業界にも、ジャニーズのように出待ちを仕切る有名ファンがいるそうだ。

「有名なのは“ピンクおばさん”と呼ばれる中年の女性ですね。お笑いファンたちはバラバラに出待ちして、最初に声をかけた人から対応をしてもらう…みたいな流れなんですが、ピンクおばさんが来ている現場だときちんと列を作らされる(笑)。そのおかげで劇場周辺から苦情が来る機会は減ったみたいです」(前出のファン)

 ほとんどのファンは出待ちの際に写真を撮ったり、サインを貰うと満足するというが、中には勘違いするファンも。特に吉本の若手たちはチケットノルマがあるケースも多いため、親密になりやすいのだという。

「チケットが売れなければ本人たちが自腹で買い取りしなくてはいけないため、あまり人気のない芸人だと簡単に連絡先を教えてくれます。そのため、中には“彼女気取り”など勘違いするファンもいますね」(前出のファン)

 またジャニーズや俳優と違い、スケジュールや個人情報がゆるいのもファンがストーカー化しやすい理由と語る。

「ライブなどで“下北沢に住んでいる”など、現在住んでいる家の情報を話したりする人も多いですし、劇場の出番などスケジュールがオープンになっている仕事も多く、出待ちもしやすい。そのため自宅まで尾行されたという芸人は少なくありません。また、それをライブなどで芸人たちが面白おかしく話すので、村本さんのストーカーのように行動が過激になるケースもあるようです」(お笑い関係者)