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 来秋公開予定の映画『SCOOP!』撮影中の福山雅治。19歳で俳優デビュー、歌手としては今年でデビュー25周年にあたる福山。そんな記念年に彼自身が、衝撃の“スクープ”を届けたのが9月28日のこと。かねてより交際がウワサされていた吹石一恵との電撃結婚発表だった。

「“最後の大物独身”ともいわれた福山の結婚は、所属事務所の株価が急落するほどに影響は大きかった。ファンの8割以上が女性ということもあり、与えたショックも大きい」(ワイドショースタッフ)

 11月10日には『2015ユーキャン新語・流行語大賞』の候補に、『福山(ましゃ)ロス』がノミネート。

 12月からスタートするライブ『冬の大感謝祭 其の十五』にも、『ましゃロス』の影響が出ているという。大晦日カウントダウンライブも含めた『大感謝祭』は、今年で15年目。ファンにとってビッグイベントとなっていた。

「ライブチケットは文字どおり争奪戦で、とくにカウントダウンはプレミアライブでした。が、結婚発表後の先行予約では比較的チケットが入手しやすかったとも。チケット出品されているネットオークションサイトでも、いまのところ例年以上の高騰は起きていません。やはりファン離れが起きているのでしょうか……」(広告代理店関係者)

 とはいえ結婚の煽りを受けていたとしても、そもそもの母体数が圧倒的に多い福山ファン。12月6日の一般販売を控え追加公演も発表、チケットの売れ行きは問題なさそうだ。その中で唯一、懸念材料があるという。『大感謝祭』14年間の歴史の中で唯一、完売できなかったライブだ。

「昨年に初めて試みた男性限定ライブ『野郎夜』です。会場のパシフィコ横浜1万8000人収容の中、約1万5000人を動員するも満席にはできず。それでも近年、多くの歌手が同じく“男性限定”開催をしている中、福山さんの数字は史上最多ですけどね」(レコード会社関係者)

 よほど悔しかったのか、12月23日に迎える『野郎夜2』にかける福山の情熱はすごい。現在、唯一のラジオ番組『SUZUKI Talking F.M.』では、10月25日から11月15日にかけて『野郎夜』のチケット先行予約を開始させた。

 番組内でも再三にわたり、ライブ宣伝を繰り返した福山。都内主要駅には『野郎夜』を宣伝するポスターも貼りだすなど、ナゼ、そこまで“野郎”にこだわるのか。

「まずひとつは昨年のリベンジでしょう。負けず嫌いですからね。そして彼も46歳、さらに既婚者になり、いつまでも女性ファンだけに頼れない。長く一線で活躍する歌手はやはり同性ファンが多いですし、彼もまた多くの男性ファンを取り込んでおきたいのでは? 今年、晴れて完売という箔をつけて、来年以降も『野郎夜』定着を目指しているのでしょう」(前出・レコード会社関係者)