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 昨年12月30日、6年ぶりのオリジナルアルバム『FIXER』をリリースした中森明菜。

 ちょうど1年前には、'15年こそ“完全復活イヤー”になるのでは、という期待が高まっていた。なぜなら、'14年大みそかの『紅白歌合戦』で、米国の録音スタジオからの中継ではあったものの、10年ぶりとなる歌番組への生出演を果たしたからだ。

 最後には笑顔でVサインをする余裕も見せたが、ニューアルバム発売の翌日に放送された'15年の『紅白』に、彼女の姿はなかった。

「体調がよければ2年連続の出場も可能だったでしょう。同時代に活躍したアイドルたちが目立っていただけに、寂しいですね」(スポーツ紙記者)

 たしかに、今回の『紅白』では、元・恋人の近藤真彦が初のトリを、ライバルの松田聖子が2年連続となる大トリをそれぞれ務めた。また、トップバッターとして郷ひろみが全歌手の前で歌い、後ろで一緒に盛り上がる元・恋人の聖子の姿も話題に。

「聖子と郷、マッチと明菜はかつて、'84年の『紅白』では曲間にダンスを踊ったりもしています。4人とも絶大な人気を誇っていましたからね」(ワイドショー関係者)

 今なお輝き続けるほかの3人に比べ、明菜だけが置き去りにされているような印象も否めない。アルバムのリリースで上昇気流に乗ったようにも見えるが、今年こそは“完全復活”となるのだろうか。

「去年できなかったコンサートを、今年の初夏から8月に開催したいようです。さらに、年末には今度こそ、ディナーショーを再開するという計画も。しかし、いまだに心身とも不安定な状態が続いていることから、ハッキリとしたスケジュールが決められないんですよ……」(レコード会社関係者)

 もちろん、誰よりも歯がゆいのは本人。

「ファンクラブ会員には、春ごろに直筆でメッセージを伝えたいとのこと。さらに、会員限定イベントの開催も検討中だといいます」(前出・レコード会社関係者)

 復帰プランが後退しているかといえば、そんなことはないのだ。昨年はオリジナルアルバム以外にもカバーアルバムを1枚、シングルを2枚リリース。

 ここ数年なかったほどの精力的な活動を見せた。彼女も多少は手ごたえを感じているのかもしれない。今年の元日、ファンクラブ会員に届いた年賀状には直筆でこんなメッセージが。

《明けましておめでとうございます 又、一年の始まりですね、無理をせず自分にやさしく心の笑顔で日々を送れますように 明菜》