「結婚の時期に関しましては、遅すぎず早すぎずできればよいと思っています」

「理想の男性像というものは以前も申し上げましたように、特にございません」

 2014年3月26日、国際基督教大学(ICU)を卒業するにあたり、宮内記者会の質問に文書でそう答えられた秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さま。

 今後は進学も就職もせず、皇族としての活動に専念されることになる眞子さまは、秋に開催された『国際陶磁器フェスティバル美濃2014』の名誉総裁にも就任されるなど、公務でのご活躍が期待されている。大学の4年間について、宮内庁担当記者が説明する。

「眞子さまは3年生から『美術・文化財研究』を専攻し、卒業論文は明治時代の神話画について英語でご執筆。アイルランドに英語研修、英国に短期留学した以外にも、東日本大震災のボランティアもして、公務で地方へお出ましになることも増えました。学業以外では、雪面滑走競技(スキー)部に所属し、楽しい学生生活を送られたとのことです」

 今や皇族の風格漂う眞子さまだが、高校卒業時の卒業アルバムに記された思い出話では、やんちゃな部分も。

《先生にヘリクツもリクツだと言って(なぜか)怒られた》

《テストの字が読みにくいと注意を受けた》

《高3に至っては休み時間を睡眠を取るために有効活用するはめに!》

 先生に屁理屈を言って叱られたり、休み時間に昼寝をしたり、眞子さまは一般の女子中高生と変わらない青春も送られていたようだ。

 長年にわたり皇室を取材する文化学園大学客員教授で、ジャーナリストの渡辺みどりさんはこう話す。

「眞子さまは大学院に進学するものと思っていましたが、公務に専念されることになりました。皇室のあり方について最近、お父さまの秋篠宮さまは記者会見で、“国費負担の点からみると、皇族の数が少ないことは、悪いことではない”とおっしゃったこともあります。天皇・皇后両陛下も国民負担が少ないようにという意向で、葬儀や陵墓の縮小化について発表されました。眞子さまに慕われている黒田清子さんは、皇籍を離れても伊勢神宮の臨時祭主をお務めになり、皇室の務めを手伝われています。そんな皇室の役割や活動ぶりを見て、眞子さまは皇族としての自覚を持ち、国民に尽くすこと決められたのだと思います」