20141014 kanjani nishikido roke A
 『半沢直樹』など人気ドラマを生み出してきたTBS日曜劇場。今期は関ジャニ∞の錦戸亮主演。宮藤官九郎が脚本を担当する学園ドラマ『ごめんね青春!』と同枠にとっては異色作となったが、残念ながら視聴率では苦戦中。

 しかし辛口で知られるコラムニストの今井舞氏も「今期ベスト作品」と絶賛するなど、視聴者からの支持は高い。

「視聴率が低いと言われていますけど、クドカンドラマはいつも低くて、あとでDVDとかで話題になるってパターンなんですよ。それでなくても童貞下ネタドラマって、処女ドラマに比べて視聴者の間口狭いのに、“わかるやつだけわかればいい”という、集中して見ていないと見逃してしまうセリフや小ネタが満載、いろんなキャラが出てくる安定のクドカンワールド」

 ベスト作品に挙げた理由を「役者の使い方」と語る。

「ちなみに私、生臭坊主役の風間杜夫とえなりかずきにハマっています(笑い)。こういう役者の使い方やキャラの作り方がうまいなーと思いますわ。でも今、これほど見る人をテレビ画面に集中させる、オリジナリティーのある脚本家ってテレビ界に何人もいないですよ。だから視聴率が低いとかそういうことじゃなくて、才能ある人が練りに練った脚本でドラマを放送できるってことの意義や大事さ、そういうドラマを見ることができる幸せに気づいてほしいですね」