2014年末に行われた紅白歌合戦。今年もいろいろあったけど、舞台裏で「週刊女性」本誌の記者が掴んでいた極秘エピソードを一挙公開しちゃします!

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5年連続の司会者となった嵐。今年は大トリだったけど......

■国民的な番組だからこそ予定台本は何度も修正

 7年連続で視聴率40%超えだった『紅白歌合戦』だけど、ハプニングもあったみたい。

「SMAPは審査員席に座るタモリさんの目の前で歌ったりして大盛り上がりでした。でも実は、別の企画が予定されていたんです。今回のトリは嵐ですので、SMAPの出演についてNHKサイドは悩んでいました。それなりの“舞台”を用意しなきゃなりませんから。そこで、高倉健さんの追悼企画にSMAPをコラボさせて特別感を出すことにしたんです。ところが、12月中旬になって高倉健さんの遺族関係者から〝大みそかに派手なことをやってほしくない〟というNGが出てしまった。困ったSMAPとNHKは相談を重ねて、メンバーが個人的に大ファンというギタリストとのコラボを含めた3曲のメドレーに落ち着いたんです」(芸能プロ関係者)

 ももクロはメンバーの1人・有安杏果がインフルエンザで欠場したほか、演出でも変更があったという。

「当初、ももクロの大ファンとして有名な田中将大選手の映像を流し、コメントをもらう予定だったんですが“そろそろマー君ばかりに頼りたくない”と、あえて副音声での参加になったんです」(音楽ライター)

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 審査員席にも、とても残念なドタキャンが。

「羽生結弦クンが審査員に内定していたんですが、12月30日に尿膜管遺残症で入院。手術を受け、2週間の入院と1か月の安静が必要との診断が……」(スポーツ紙記者)

■リハーサルではこんな一幕もあったという……

 今年は審査員席に座ってほしいな。本番前々日のリハーサルでお茶目だったのは、美輪さま。

「歌い終わると“スタッフのみなさん、イチャモンはございませんか?”とジョークを飛ばして雰囲気を和ませていました」(番組関係者)

 対照的に緊張が走ったのは長渕剛のリハだった。

「二宮クンが手紙を読んで場面転換をする演出があるのですが、長渕さんがマイク位置に着く前に読み終えてしまったんです。そしたら長渕さんが“そんなんじゃ間に合わないだろ!”と怒鳴り、スタッフたちは大慌て。結局、本番当日の午前中にもリハをやりました」(前出・番組関係者)

 デビュー33年で初出場となった薬師丸ひろ子。彼女をリハーサルに呼びに来たスタッフが「薬師丸さんはいますかー?」と大声で探していた。すると、薬師丸は「あのー、すぐ後ろにいるんですけど! こんな派手な衣装着ているのになんで気づいてくれないの!」と冗談まじりに声を荒らげ、スタッフは青ざめて「すいません!」と陳謝。周囲はその光景に大笑いだった。そんな薬師丸のもとには、松任谷由実が応援に。

「『Woman“Wの悲劇”より』はユーミン作曲ですからね。本番では松任谷正隆が伴奏し、夫婦で手助けした形です」(前出・音楽ライター)

 そんな中、クリス・ハートがこんなひと言を。

「楽しかった! 日本の宝物だと思いますよ。でも大人と子ども用の紅白に分けても面白いかも」

 見るなら、どっちの紅白?