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「受験や大切な大会の決勝を迎えるような気持ちでした。"これから始まるんだな"という気持ちでドキドキしていました」

 朝ドラ『まれ』の放送スタートのその朝、こう話した、ヒロインを演じる太鳳ちゃん。今週からは物語も高校時代になり、同級生たちを演じるキャストも子ども時代から一新。

 能登の生活にとけ込んだまれの、幼なじみたちとの友情や恋などが描かれていきます。そんな彼女を取り巻く仲間たちの素顔に迫ってみる。

 まずは、弟の一徹を演じている葉山くん。現場の雰囲気はどう?

「本当の家族みたいににぎやかです。父親役の大泉さんやベテランの俳優陣がアドリブばかり入れてくるので、本番中に笑いをこらえるのに必死です(笑い)」

 なるほど。では、まれちゃんとの仲が気になる圭太役の山崎くんはどう?

「能登の空気をそのままセットに持ってきている感じで、雰囲気も温かい現場です。僕の演じる圭太は漆塗りが本当に好きで、まっすぐで不器用。そんな部分をうまく表したいですね」

 現場の楽しさが伝わってくるけど、初めはそんな現場が不安だったという一子役の富美加ちゃん。どうして?

「私、年が近い子たちの集団に入るのがすごく苦手なんです。でも、みなさんとても優しくて、順調です! あと、スイーツが出てくる現場なので、いつも楽しみにしていて、寺岡みのりちゃん役の麦ちゃんと一緒に食べています(笑い)」

 そんなに食べてばかりなの、麦ちゃん?

「いつもおいしいものがたくさんあって(笑い)。みんなで食べています。現場では輪島の言葉が多く、アドリブが多いので、みんなで打ち合わせながらやっていますけど、終わるまでにはアドリブでもすらすら出てくるようになりたいですね」

 確かに方言でアドリブするのは大変そう。どんな苦労なのか大知くん、教えて!

「僕の演じている高志、まだセリフをひと言もしゃべってないんですよ(笑い)、めったに話さないキャラクターなので。みんながキャーキャーやっている中にツッコみたいのを我慢しています」

 こんな同級生たちのムードメーカーみたいになっているのが角洋一郎役の裕太くんと聞いたけど?

「今までテレビで見ていた人たちとこうして同じ現場に立っていることは光栄なことです。僕は演劇の学校に2年間通っていたんですけど、映像での演技との違いを感じながら撮影に臨んでいます。ただ自分の中で、すっと入れたのは一子ちゃんがすごく好きだという感情ですね(笑い)」

 この発言にみんなから"告白かよっ!"というツッコみを受けた裕太くん。その仲のよさをドラマの中でもたくさん見せてください!

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今週、子役たちからバトンタッチしたキャストたち。左上から時計まわりに渡辺大和、高畑裕太、山崎賢人、葉山奨之、門脇麦、土屋太鳳、清水富美加 撮影/廣瀬靖士

 

◎紺谷圭太役 山崎賢人(20)
映画『L・DK』で剛力彩芽とW主演。モデル出身の"正統派イケメン"

◎角洋一郎役 高畑裕太(21)
野球で鍛えたナイスバディ。母親は女優の高畑淳子

◎二木高志役 渡辺大知(24)
俳優業と並行し、ロックバンド『黒猫チェルシー』のボーカルを

◎津村一徹役 葉山奨之(19)
舞台『狂人なおもて往生をとぐ』では門脇と共演

◎津村希役 土屋太鳳(20)
2000人以上の応募者の中から選ばれた今作のヒロイン

◎寺岡みのり役 門脇麦(22)
デビュー4年目ながら数々のドラマ、映画に出演の実力派

◎蔵本一子役 清水富美加(20)
『仮面ライダーフォーゼ』では元気にヒロインを熱演