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 『徹子の部屋』(テレビ朝日系)が、5月27日で放送回数1万回を達成。平日昼間に黒柳徹子(81)が自由に、のびのびと、多種多様なゲストを相手にトークを繰り広げてきた。そこで、この長寿番組を厳選豆知識と一緒に振り返ってみよう。

《ゲストが本当はどんな方なのかが分からなくなってしまうでしょう。(略)だから、ほぼ生と同じスタイルで収録しています》

 かつて雑誌のインタビューで徹子自身が語っているように、『徹子の部屋』には独自の方針が存在する。

①トークの編集はいっさいしない

②スキャンダルは扱わない

③スタッフはできるだけ変更しない

 だからこそ、ゲストの等身大の姿が見える番組として、長く愛されてきたのだろう。今年の2月には番組40周年に突入し、放送1万回となる5月27日のゲストは、近藤真彦と東山紀之。

【トリビア1】どうしましょう世界記録?

‘11 年4月の8961回目の放送で、同一司会者による番組として最多放送となり、ギネス世界記録に認定。収録中に知らされた徹子は「まぁ、どうしましょう。世界記録?」と、喜んだ。

「放送は平日の5日間ですが、収録は毎週2日間で6組のゲストと。それは忙しい徹子さんのスケジュールを考え、放送に穴をあけない配慮なんです」(テレビ局関係者)

 ちなみに、体調不良による休みは1度もない。

【トリビア2】初回放送はアノ芸人

 ‘76 年2月2日、記念すべき初回に登場したのが故・森繁久彌さん。その後も定期的に番組に出演し、’09 年に亡くなった際には、追悼特集が放送された。

「今は30分間のトークがメーンの番組ですが、当初は45分の番組でした。30分がゲストとのトーク、あとの15分は当時、大学生だった『ラビット関根』こと、後の関根勤が司会を務める視聴者参加型のクイズコーナーという構成でした」(テレビ誌ライター)

【トリビア3】常連さんは若大将

 加山雄三は、放送1年目に初出演して以来、合計41回も登場。“部屋”を最も多く訪れた人。特番では、家族全員で登場したこともある。’85 年から10年間は、新年最初のゲストを務めていた。

 加山はもうひとつ常連の顔がある。それは、’06 年に放送開始30周年を記念し、毎年恒例となった『徹子の部屋コンサート』への出演だ。昨年12月に開催された第9回の同イベントにも登場し、約5000人が会場を埋め尽くした。