秋篠宮家の長女・眞子さまが帰国されたのが9月29日のこと。10月23日に、24歳の誕生日を迎えたばかりの眞子さまは、帰国直後から積極的に公務に励まれている。

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美智子さまお誕生日の挨拶のため、皇居にお入りになる眞子さま(10月20日)

「眞子さまは、昨春、ICUを卒業され、昨年9月から英国のレスター大学の大学院で博物館学を学ばれ、提出した修士論文の結果は年内に出るそうです。10月10日には、父・秋篠宮さまが長年お務めになっていた、日本テニス協会の名誉総裁を引き継がれました」(宮内庁担当記者)

 そして、10月20日の美智子さまのお誕生日には、ほかの皇族方と同じく、眞子さまと悠仁さま(9)は皇居にお祝いの挨拶に行かれたが、佳子さまのお姿はなかった─。

「学業優先が理由とのことですが、学校のある愛子さまや悠仁さまも夜にご挨拶にうかがったので、よほどご多忙だったのでしょうか。10月24日と25日には、ICUで学園祭があったので、その準備などがあったのかもしれません」

 宮内庁関係者は、腑に落ちないようにそう話すが、

「今回は眞子さまが、引き受けてくださったからではないでしょうか。眞子さまは勉強がハードなICUに、自分の後を追うように入学した佳子さまをサポートしたいお気持ちは強くあるはずです」

 という見方をするのは、皇室を長年取材するジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡辺みどりさん。

「佳子さまはこの1年、皇族として悠仁さまの姉として眞子さまの“代理”を務めることが多くありました。フィギュアやダンスで養った集中力と精神力で、難しい役割をこなされましたが、いつになく注目もされていたので、プレッシャーもあったと思います。そもそも秋篠宮家のお子さま方は、普段から両陛下のもとに参内されることが多く、美智子さまも佳子さまの事情についてはよくおわかりのことだと思います」(渡辺さん)

 そんな多忙な1年を終えた佳子さまに、今回、眞子さまから“申し出”があり「役割分担」をされたのかもしれない。

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幼いころから、いつもご一緒で仲よしの眞子さまと佳子さま(軽井沢・1997年7月)

 3歳年の離れた秋篠宮姉妹は“親友”のような仲で、20歳のお誕生日に際しての記者会見で眞子さまは次のように述べられている。

「妹は年が近いこともあって年齢を重ねるたびに仲よくなり、今では妹でありながら友人のような関係です。ときには、夜遅くまでふたりで話していることもございます」('11年10月)

 佳子さまも、昨年末の20歳のお誕生日の記者会見で、

「何でも話すことのできる頼りになる存在です。姉と過ごす時間は非常に楽しいので、よく姉の部屋で過ごしております」

 と笑顔で述べられた。 秋篠宮家関係者も、姉妹仲についてこう話す。

「昔から、おふたりはとても仲がよく、小学生のころまでは外で鬼ごっこや一輪車で遊ぶことが多く、中学ごろからは、たまにテニスをやる以外は、おふたりで仲よく話し合う場面が増えたようです。悠仁さまが生まれてからは姉妹で遊び相手になり、ピアノを演奏したり、佳子さまが得意な手芸を生かし、フェルトで一緒におもちゃを作ってあげたりしているそうです。当然、公的活動についての相談や話し合いもされていると思います」