自らプロデュースを手掛ける高い音楽性と、ルックスを兼ね備えた韓国出身の男性6人組、B.A.P(ビーエイピー)が7月13日にニューシングル『FEEL SO GOOD』をリリース。7月12日と13日には、ワールドツアーの東京公演として東京国際フォーラム ホールAでの2daysライブも控えている彼ら。先日、来日した彼らをキャッチし、新曲の制作エピソードや、ライブの見どころなどを直撃。この夏、B.A.Pが日本をにぎわす予感!

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■世界16か国でライブ。「自信がついた!」

――2月に韓国・ソウル公演からスタートしたワールドツアーですが、アジア各国のほか、アメリカ、メキシコ、ロシアやポーランドを含むヨーロッパ、オセアニアなど全16か国を巡る大規模なものですね。

デヒョン「はい。これまでにもツアーを経験していますが、今回は本当にたくさんの国を回るツアーなんです。以前は、外国人の前ではちょっと緊張してしまうところがあったんですが、今回は世界中でたくさんのファンに会えたことで、自信がついた感じです」

――日本公演ではいつも流ちょうな日本語でMCを披露するB.A.Pさんですが、ヨーロッパ公演では、各国の言葉を頑張って話していましたね。

ジョンアプ「ライブの前に辞書で調べて、音声も何度も聞いて、見よう見まねでやっていました。モスクワ公演ではロシア語でMCにチャレンジしたんですが、すごく難しくて苦労しました(笑)」

デヒョン「英語に関してはZELOがもともと上手なんですが、さらに上達して、一番誉められていました」

ヨンジェ「慣れ親しんでいない言語だと、一生懸命練習しても、本番では片言程度でしか話せませんでしたが、“よく聞いてくださいね”って言って話せば、ぎこちなくても、僕らが話そうとしていること自体を喜んでくれたので、すごく励みになりました」

ジョンアプ(21)ダンス&ボーカル担当
ジョンアプ(21)ダンス&ボーカル担当

――海外公演の映像を見たのですが、アメリカやヨーロッパのファンは、応援が本当に熱狂的ですね。下着が飛んでくるという話を聞きますが、実際にありましたか?

ZELO「そういう話は僕もよく聞いていたので“飛んできたら滑んないように気を付けなきゃ”って心構えをして行ったんですが、そういうことはなかったです(笑い)。南米だったらありえるかもしれませんね」

――ファンは、ツアー先のホテルの部屋の組み合わせが気になっているようです。現在の組み合わせは?

ヨンジェ「僕とZELO、デヒョンさんとジョンアプさん、ヨングク兄さんとヒムチャン兄さんという組み合わせです」

ZELO「僕たちがキレイ好きなので、この組み合わせになりました(笑い)」

ヨンジェ「もともとは僕とデヒョンさんが一緒に部屋を使っていたんですが、今回のツアーから組み合わせを変えたんです。ツアー先のホテルで部屋のカギを渡された時に“一緒に使ってみようか”って何となくそうなっただけで、特に意味はないです」

ジョンアプ「たまに部屋に集まって話すときは、マネージャーさんの部屋か、ヨングク兄さんとヒムチャン兄さんの部屋に集まっています」

ヨンジェ(22)ボーカル担当
ヨンジェ(22)ボーカル担当

――ツアー中の思い出や、面白かったハプニングなどは?

ヒムチャン「僕は、お店をリサーチしておいしいものを食べに行くのが大好きなんですが、ツアー先でも韓国料理屋をあちこちで探して食べに行っています。そのせいなのかはわかりませんが、ツアー中に痩せようと思っていたのに、あまり変化がなくて……(笑い)。これから本格的にダイエットを頑張ります!」

バン・ヨングク「僕はお酒が大好きなんですが、ヨーロッパの公演先ではいろんなワインを楽しみました。正直、どれがおいしいとか、味はあまりわからないんですが(笑い)。あと、曲作りはツアー中でも頑張っていました」

ZELO「ヨングク兄さんはいろいろなワインを集めているんですよね。そういう僕はいま、スケートボードにハマっているので、ツアーにもボードを持って行っているんですが、時間がなくてあまり乗れなくって。結局、韓国に帰って戻って来てから練習しています(笑い)。あと、実家でモチという犬(ポメラニアン)を飼っているんですが、帰国したら実家に寄って、モチの写真をたくさん撮影して、ツアー中もちょこちょこアップしてました。モチ、すごくかわいいんですよ!」

ZELO(19)ラップ&ダンス担当
ZELO(19)ラップ&ダンス担当

ヨンジェ「僕はカメラが趣味なので、ツアー先でもいろいろと撮りました。どの国もきれいで印象的でしたが、特に思い出に残っているのがフィンランド。スケジュール的に余裕があって、あちこち行ってみたんですが、街自体がとってもきれいだし、天気もすごくよくて、平和的で……。何だか映画のワンシーンを見ているようでした」

デヒョン「僕はイタリアで公演をした時に、現地で声楽家をしている韓国人の知人に会いました。歌を歌う同業者としていろいろなアドバイスをもらえましたし、新しい発見もある、すごく有意義な時間になりました」

ジョンアプ「ハプニング的なことはそんなになかったんですが、どこかの国で、パフォーマンス中にテンションがすごく上がっちゃって、ノリでステージの下に降りたら、上に上がる階段がなかったことがありました(笑い)」

デヒョン「そうそう! 僕はファンに笑われながら必死によじ登ってステージ戻ったという思い出が……(笑い)」

■わちゃわちゃアドリブが楽しめる『FEEL SO GOOD』

――7月13日に日本5枚目のシングルとして発売される『FEEL SO GOOD』は、今年2月に韓国で発売されたミニアルバムに収録されていた曲ですね。B.A.Pの楽曲と言えば、重厚感のあるワイルドな作品が主流でしたが、今作は明るくPOPなテイスト。プロデュースを手掛けたバン・ヨングクさんは、韓国での発売当時「緊張する」とおっしゃっていましたが、日本版をリリースするにあたりどんな気持ちですか?

バン・ヨングク「韓国で楽しく活動した曲なので、日本でも同じように楽しい気分でできたらいいなって思います」

バン・ヨングク(26)ラップ担当・リーダー
バン・ヨングク(26)ラップ担当・リーダー

――カップリング曲の『GOOD TIME』と『FREAKY SOUND』は日本オリジナル曲ですが、この曲を選んだ経緯は?

ヨンジェ「まず『FEEL SO GOOD』が、とっても明るくて楽しい曲なんですが、『GOOD TIME』もワクワクするような楽しい雰囲気の曲で、今回のマキシシングルのコンセプトに合うと思って選びました。『FREAKY SOUND』も、カジュアルで聞きやすい曲に仕上がっています」

――未来を信じよう、というメッセージが込められた『GOOD TIME』は、B.A.Pさんの気持ちをファンへ伝えるような曲だと思ったのですが、いかがですか?

ヨンジェ「そうですね。“運命だと信じたい”が僕たちの気持ちです」

――『FEEL SO GOOD』の日本版用にPVは、韓国で新たに撮影したとか。

デヒョン「はい。天気がよくてすごく暑い日に、野外テニスコートで朝から撮影したので、めっちゃ日焼けしました。そうでなくても僕、肌が黒い方なのに(笑い)」

ヒムチャン「最初にコートに寝転がっているシーンがあるんですが、熱くって大変でした」

バン・ヨングク「テニスコートのシーンはストーリーがあったので、アドリブは特にないんですが、床屋のシーンはほとんど僕たちが考えたアドリブで、みんなで楽しく撮影しました」

――ワールドツアーの日本公演として、7月12日、13日に東京公演が控えています(※名古屋、大阪公演は6月に開催済み)。今回、日本公演ならではの演出などは?

ヨンジェ「今回はワールドツアーとしてセットリストを組んでいるので、特に日本だけの演出というのはないのですが、日本語版をリリースしている曲は日本語でやります」

――6人揃ってのパフォーマンスはもちろん、ソロステージも見どころとか。

デヒョン「はい。僕のソロは『SHADY LADY』という楽曲で、甘くて愛情いっぱいのステージになっています。ジョンアプさんは『Now』という自作曲で、ダンスとボーカルがマッチした、ジョンアプならではの魅力が光るパフォーマンスです。ヒムチャン兄さんは、ヨングク兄さんと一緒に『S.N.S』というダンスナンバーを披露するんですが、超カッコよくてファンは驚くと思いますよ。ヨンジェさんは、韓国公演では大好きなイ・ジョク先輩の『心配しないで、あなた』を歌ったんですが、ワールドツアーではトレイ・ソングスの 『Slow Motion』を披露しています」

デヒョン(23)ボーカル担当
デヒョン(23)ボーカル担当

――7月12日、13日の東京公演を楽しみにしているファンにメッセージを。

ヒムチャン「名古屋、大阪公演も大成功に終わりました!」

一同「ワ~!!」(拍手)

デヒョン「名古屋、大阪ではヒムチャン兄さんが立派な腹筋を披露し、ファンから大歓声をもらいましたね(※取材日は名古屋、大阪公演開催前)」

一同「アハハ!!」(爆笑)

ヒムチャン「そういうデヒョンはおしりを……、というのは冗談で(笑い)。東京公演は日本での最後の公演ですし、僕らもめいいっぱい頑張って、そして楽しくパフォーマンスをして、ファンの方に最高のステージをお見せしたいと思っています」

ヒムチャン(26)ボーカル担当
ヒムチャン(26)ボーカル担当

――日本公演、新曲リリース、そして東京と大阪でのリリースイベント開催と、この夏は日本活動で大忙しのみなさんですが、「この夏のB.A.Pは○○○だ」というキャッチコピーを付けるなら?

ヨンジェ「この夏のB.A.Pは“FEEL SO GOOD”だ!」

一同「お~、まさにそれだ!」

※記事内の年齢は全て2016年7月7日現在

取材・文/古林由香 撮影/坂本利幸

〈CD・DVD情報〉

日本5thシングル『FEEL SO GOOD』

発売日:2016年7月13日(水)

Type-A【Type-A】

マキシシングル + DVD KIZM.439/440 1713円(税抜)

CD収録内容

1. FEEL SO GOOD

2. FREAKY SOUND ※日本オリジナル曲

3. FEEL SO GOOD (Instrumental)

4. FREAKY SOUND (Instrumental)

DVD収録内容

1. FEEL SO GOOD Music Video

2. Making of Music Video

*初回プレス分のみ

トレーディングカード1種ランダム封入(全6種)

「ハイタッチ会参加券」または「プレゼント応募抽選券」いずれか1種ランダム封入

『FEEL SO GOOD』発売記念リリースイベント

2016年7月16日(土)14時スタート 千里セルシー

2016年7月17日(日)14時スタート ラゾーナ川崎プラザ

〈イベント情報〉

ミニライブ&メンバー全員とのハイタッチ会

来日公演「B.A.P LIVE ON EARTH 2016 WORLD TOUR JAPAN AWAKE!!」

公演日:2016年7月12日(火)、13日(水)

会場:東京国際フォーラム ホールA

開場:18:00 開演:19:00

チケット料金:9800円(税込) 全席指定

詳細はB.A.P公式サイト:http://bap-official.jp/