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 “2.5次元舞台を背負う男”という異名を持つ鈴木拡樹。原作キャラを徹底的に分析した役作りでファンを魅了し続けている。

「もともとは美容師になりたかったんです。だけど、同じ美容師の父から“この仕事は大変だから、ほかにやりたいことを探せ”と言われ続けて。それで見つけたのが、役者でした」

 年間10本近くもの舞台に出演しているけど、体力・精神面ともに、しんどくない?

「芝居が好きだし、つらいことがあっても楽しい気持ちが勝ちますね。それにランニングが趣味で、毎日1時間半くらい走っているので、そこでストレス発散できているかと」

 ハードな舞台をこなしたあとも走るというストイックぶり! そんな鈴木を甘やかしてくれる存在は……?

「昔からスイカが好きなんですが、最近、おいしいフルーツを食べることがすごい贅沢だと思うようになって! 1人で台本を持ってフルーツパーラーに行ったりしています」

 この先の役者人生について聞いてみた。

「2.5次元舞台で必要とされるあいだは出たいですね。40歳、50歳になってポジションが変わっても、この世界を支えられる存在でありたい。2.5次元を開拓しつつ、そのほかの経験も積んで、いろんなものを吸収していきたいなと思います」

撮影/高梨俊浩