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 大野智が変人社長を演じた『世界一難しい恋』(日本テレビ系)の最終回は、同ドラマの最高記録となる視聴率16.0%を記録した。

「大野クンが恋に不器用でジタバタする様子が面白くて、新たな一面を見せてくれました。真剣にヘリクツをこねるのがネットで人気でしたね。全話の平均でも今クール2番目の視聴率です」(テレビ誌ライター)

 好調さを反映して、打ち上げも豪勢に。最終回翌日の夜に、西麻布のクラブ『R』で行われ、終わったのは日付が変わるころ。ダンスフロアとカラオケつきの個室があり、キャストとスタッフが大盛り上がりだった。

 ところで、ドラマは終わってしまったが、思わぬところで熱い騒ぎが継続中だという。

「第9話で大野クンが『スウィンギー』という横浜市中区のご当地キャラの着ぐるみを着るシーンがありました。すると、ファンが市販されているスウィンギーの人形を見つけて、あっという間に完売です」(前出・テレビ誌ライター)

 中区といえばドラマの舞台。区役所に事情を聞いてみた。

「スウィンギーはかもめをモチーフにしたキャラで『NDCグラフィックス』という中区にあるデザイン会社が手がけたもの。10年前に区制80周年を記念してぬいぐるみや切手シート、クリアファイルをそれぞれ1000個以上作ってもらったのですが、切手以外はかなり売れ残っていました。それが放送翌日には全部売れてしまったんです」(中区役所担当者)

 予告編でそのシーンが流れたため、放送前に買い求めるファンも。ネットショップだけでなく、赤レンガ倉庫や大さん橋などにある売店でも飛ぶように売れた。

「クリアファイルだけはまだ少し残っているかもしれません。これはイラストなので、デザインのテイストがちょっと違うんです。ドラマを見られた方は、人形のデザインのほうがお好きなんでしょうけどね」(前出・中区担当者)

 再発売もあるのだろうか?

「残念ながら区が著作権を持っているわけではないんですよ。現在、NDCさんが再販するなら、ぬいぐるみがいいのかキーホルダーがいいのかなどと検討してくれているそうです」(前出・中区担当者)

 NDCに問い合わせてみると、今のところ再販は未定とのこと。中区との打ち合わせ次第で、新たなグッズ展開もありうるそうだ。