沈黙はいつ破られるのだろうか

 今年1月に解散騒動が起こったSMAP。その影響は各方面に広がりを見せている。

 7月に放送された2つの歌番組に、SMAPは出演しなかった。『音楽の日』(TBS系)は’11年から中居正広が総合司会を務めているが、「十分なパフォーマンスができない」という奇妙な理由で出演を見合わせたのだ。

「『FNSうたの夏まつり』(フジ系)では不自然なことがありました。"最強の夏うた100選"という企画で、SMAPの曲がなぜか1曲もランクインしなかったんです。

 『BANG! BANG! バカンス』『青いイナズマ』といった夏らしい曲があるにもかかわらず、です。近藤真彦の『情熱熱風せれなーで』はランクインしていたのに」(テレビ誌ライター)

 "飼い殺し"状態が続いて露出が減ることで、SMAPはこのままフェードアウトすることにもなりかねない。

「9月や年末の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)特番に出なければ、紅白出場もないと言われています。

 新曲をリリースせず、25周年コンサートも開催できずでは、参加資格を疑われますからね。表向きは"辞退"になるでしょうが、空き枠に"推されジャニーズ"がすっぽり収まるかも……」(テレビ局関係者)

 SMAPが紅白出場を逃したのは、稲垣が道交法違反と公務執行妨害で逮捕された’01年と、個人の活動が忙しく新曲を出さなかった’04年のみ。’91年のデビューから、23回出場してきた国民的番組から姿を消すということになれば、それこそ一大事だ。

「代わりに出場が有力視されているのは『KinKi Kids』です。20周年突入イヤーで歌番組にも精力的に出演しています。しかも"弟分"であるキンキであれば、形式的には席を譲りやすい」(前出・テレビ局関係者)

​ もっと大きなイベントにも影響が出るかもしれない。

「’20年の東京五輪と並行されるパラリンピックでは、SMAPが応援サポーターを務めますから、それまで解散はないと言われていました。

 でも、5人での仕事もままならない中で、この先4年間もモチベーションが保てるとは思えません。こちらも"辞退"、交代ということもありえます。メリー副社長やJ副社長にとって、実はそれこそが狙いなのではないでしょうか」(ワイドショースタッフ)