デビュー10周年のBIGBANG、初のスタジアムライブに16万5000人動員。左からG-DRAGON、T.O.P、V.I、D-LITE、SOL 撮影/伊藤和幸

 大阪・ヤンマースタジアム長居に、彼らのデビュー10周年('06年8月19日に韓国デビュー)を祝うため集まった5万5000人の大歓声が響いた。

G-DRAGON「BIGBANG10周年ライブにようこそ! 盛り上がる準備はできましたか?」

T.O.P「みなさんにとても会いたかったです。最後まで盛り上がりましょう!」

 BIGBANG初となるスタジアムライブは日本メジャーデビュー曲『MY HEAVEN』からスタート。トロッコに乗って会場全体を盛り上げる5人の笑顔に、ファンが応えるように振ったペンライトが波を打ちうねる。

V.I「すごく暑いけど、大丈夫!? ちゃんと水を飲んで、思いきり楽しんでくださいね!」

 気配りを忘れないV.Iの言葉にまた歓声が沸き、『WE LIKE 2 PARTY』『HANDS UP』と続くパーティーチューンで会場のボルテージは早くも最高潮に。それぞれの個性が光るソロ&ユニットステージで、D-LITEとV.Iはいきものがかりの『じょいふる』を披露。

V.I「みんな、キレイにメイクしたのに、(汗で)アイライナーが落ちて真っ黒になっちゃうでしょ! ごめんね!」

D-LITE「僕はどんなに汗をかいてもメイクは落ちません! なぜなら、プロだから!」

 そう、日本語が得意な2人が笑いを誘う。そして「今日はちょっと長めにMCをしたい」と、すでに汗だくの5人がステージ上に並ぶ。

SOL「BIGBANGになれたことが本当に幸せです。隣にいるステキなメンバー、スタッフさん、そして何よりファンのみなさん! 生まれてきてよかったです。愛しています」

D-LITE「この愛は、大きくて大きくて伝えきれないですね。このスタジアムでみなさんの顔を見て歌うことができて幸せでした。何よりも美しくて、愛おしいと思いました。愛しています!」

T.O.P「これまで大変なこともたくさんありましたが、みなさんがいてくれたからたくましいアーティストになれたと思います。これからもみなさんのステキな笑顔をずっと見ていきたいです。いつも成長していくBIGBANG、そしてT.O.Pになります。10年間ありがとうございます」

G-DRAGON「ここにいるメンバーと、ファンのみなさんの力がなかったら絶対できないことでした。10年だけじゃなく、20、30年……50年先も一緒に祝えたら、それ以上のことはないです! 初心を忘れずに頑張りますので、これからもBIGBANGをよろしくお願いします!」

 全員が日本語で感謝を伝える姿にこれまで日本で活動してきた月日の長さを感じていると、「最近、G-DRAGONさんはなんで僕に日本語で電話をかけてくるんですか?」(V.I)、「僕の日本語の先生だから」(G-DRGON)と、可愛いやりとりが。

 アンコールを含め全22曲を歌いきったコンサートは、3日間で16万5000人を動員。11月から海外アーティスト史上初の4年連続となる日本ドームツアーも発表されたばかり。10週年アニバーサリー・イヤーはまだまだ終わらない。

【ライブ情報】
11月5日(土)の東京ドームを皮切りに、4年連続ドームツアー『BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2016』開催。さらに3年連続ヘッドライナーとして、8月27日(土)に味の素スタジアムで行われる『a-nation stadium fes. powered by dTV』に出演が決定し、早くもこのスタジアムライブのDVD&Blu-rayが11月2日(水)に発売決定。「今年の冬も僕たちと一緒に熱く盛り上がって、ステキな思い出を作りましょう!」