解散発表後、ハワイでのバカンスから羽田空港に降り立った木村拓哉

 8月22日、2週間以上滞在したハワイから成田空港に帰国した木村拓哉。待ち受けた報道陣に対して自ら歩み寄り解散騒動を謝罪、メンバーがそれぞれラジオ番組を通して解散に言及する一方で、初めて公の場で説明した。

「家族旅行というプライベートの場ですから、これまでのキムタクとしては考えられない対応。“男を上げた”と持ち上げる声もありますが、これもジャニーズ事務所が“イメージ回復のために取材させた”のが本当のところでは?」(ワイドショースタッフ)

 1月のSMAP独立騒動以降、すっかり“裏切り者”のレッテルを貼られてしまった木村。メンバー内で唯一、妻子持ちであることを考慮すれば、安定した道を求めてのジャニーズ残留も致し方なかったとも思える。が、芸能界随一の人気者“キムタク”だけに、そのぶんの落差も大きくなってしまったのだろう。

 実際、帰国時も「家族を守りたい」意思は見てとれた。報道陣の待機を知った木村は工藤静香と娘たちを翌23日、羽田空港で時間差帰国させたのだ。それでも報道陣に囲まれてしまった静香だが、

「ハットで娘たちの顔を隠して、写真を撮らせまいと懸命に守っていましたね。夫の裏切りについても“みなさんの想像とは違うと思います”と、珍しく“キムタクの妻”として答えていました。というか、マスコミを前にして公に話すのは初めてのことじゃないですか?」(芸能レポーター)

 木村のイメージダウンだけでなく、メリー喜多川副社長とともに“黒幕”とも一部で報じられていた静香。それだけに批判を耐え忍んでいた彼女の、思わず口にした反論だったのかもしれない。

「夫婦も世間の目や声を気にしているということでしょう。彼らも買い物をしたり食事に出かけたり、日常生活はありますから。そして何よりもまだまだ多感な年ごろのお嬢さんたち。これがキムタクにとっては悩みの種なのかも」(前出・芸能レポーター)

車を運転する木村拓哉、助手席にはハットを深くかぶっている工藤静香

 木村は2人の娘たちを都内のインターナショナルスクールに通わせている。ここは、日本人の生徒が全体の1割にも満たない、外国人児童向けのスクールだ。

「よって保護者も日本の芸能界には興味を持つこともほとんどなく、特別扱いされることもありません。しかし、これだけ日本中で騒ぎになった騒動ですから、さすがに生徒らの話題になってしまう可能性も」(芸能プロ関係者)

 また同スクール近くには、女子大学と同じ系列の幼稚園から高校までの付属学校がある。気をもむのはむしろこちらなのかもしれない。

「娘たちの送迎は欠かさず静香さん、そして木村さんも率先して参加しています。ときには女子中高生、大学生に見つかっては黄色い声援を浴びることも。

 国民的アイドルのキムタクは、まさに“自慢のDad”だったでしょう。それが夏休みが明けて新学期を迎えたいま世間からの評価が一変した夫婦にどのような視線が向けられるのか……」(前出・芸能プロ関係者)

 一番のファンである娘たちが離れてしまうことが、Dadにとって一番つらい。