話題の映画『シン・ゴジラ』に出演中の長谷川博己(右)と鈴木京香(左)

 以前から熱愛が噂になっている、長谷川博己と鈴木京香。Googleで2人の名前を検索すると、Googleが用意しているプロフィールページに「パートナー」としてそれぞれ相手の名前が表示される。やっぱり2人の関係は"恋人"同士ってことなのだろうか? 

「長谷川博己」とgoogleで検索すると結果画面に表示されるプロフィールには"パートナー"と書いてある('16年9月14日現在)

 さっそく、長谷川博己の所属事務所に問い合わせたが、担当者不在のため回答を得ることができなかった。

 しかし、鈴木京香の所属事務所に、質問を投げかけてみると、意外な返答が。

「Googleでそういった結果が表示されていることを、まったく知らなかったので助かりました。間違った情報のため、すぐに削除申請をします」

 これは一体どういうことか。そこで、Googleジャパンの代表番号に電話をかけると、一定の音声案内が。しかし、指示通りに進むと、誘導されるのはGoogleのウェブページで一向に担当者にたどり着かない。

 どうやら、内線番号を知らないと、担当者と会話をすることができないシステムになっているようだ。

 困ったので、さらにGoogleで検索を進めると、"代表番号のあとに「0#」を押すとオペレーターが出る"という一文を発見したので、再度電話をかけてみた。すると、男性の担当者が受話器をとった。

「鈴木京香」とgoogleで検索すると結果画面に表示されるプロフィールには"パートナー"と書いてある('16年9月14日現在)

――すみません、 質問しても大丈夫でしょうか?

「はい、こちらGoogleになります。どういったご用件でしょうか」

 声に抑揚がある。どうやら、今回は録音テープで機械的に対応しているわけではなさそうだ。

――検索画面で出てくる有名人のプロフィールにあった「パートナー」という表記については、どういった判断で決まっているのでしょうか?

「そちらについては、窓口がございませんので、こちらではお答えすることができません。『ウェブ検索ヘルプ』をご覧ください」

――こちらについての回答は個別に受け付けていない、ということでしょうか?

「『Google検索ヘルプフォーラム』というものがありますので、そちらからご質問ください。返事があるかと思われます」

――鈴木京香さんの事務所は削除してほしいと言っているようですが、こちらもヘルプページから個別に削除依頼を送信するということですか?

「おっしゃる通りです」

――ありがとうございました。

 どうやら、Googleには会社を代表して個別の案件に答えるような人的機能はないようだ。そこで、Google社の社員も参加するという『Google検索ヘルプフォーラム』で下記の新規トピックを立てることに。

《長谷川博己さんと鈴木京香さんを検索すると、Googleが用意したプロフィールページで「パートナー」として表示されていますが、どのような理由でパートナー認定されているのでしょうか?》

こちらが『Google 検索ヘルプ フォーラム』の画面。この下にトピックを立てると、Googleの社員や有識者からのコメントがつくことがある

 しばらくすると、フォーラム初心者や、ユーザーのサポートをする経験豊かなトップレベルのユーザー“Googleメンター"から回答があった。

「一般的には"配偶者"なのに"パートナー"になっているのは珍しいですね。ナレッジグラフ(人物や作品、場所などあらゆる物事について、それぞれの情報の関係性や属性を認識、把握したうえで、それを反映した検索結果を表示する機能)はさまざまなデータベースからモノゴトの情報を収集しています。有名なのはウィキペディアですね。

 あるサイトでも長谷川氏がパートナーとして登録されていたので、情報源になっているデータベースによって変わってくるのかもしれませんね」

 Googleプロフィールは機械的に判断している機能のため、自動で表示されてしまっているようだ。ネット上にあるさまざまなデータベースを参考に作られているGoogleプロフィール。なかにはこのように間違えた情報を参考に作られている可能性もあるので、注意が必要だ。