ドラマ『人形佐七捕物帳』で主人公・佐七を演じる要潤 撮影/佐藤靖彦

 バリバリの二枚目から、どこか間の抜けた三枚目まで幅広い役柄を演じ分ける要潤。横溝正史原作のドラマ『人形佐七捕物帳』(BSジャパン、10月4日スタート)では、抜群の洞察力を持つ主人公・佐七を熱演する。

「時代劇って今まで大河ドラマなどいくつかしか演じたことがないですし、岡っ引きは初めて。十手は刀よりも自由がきくしやりやすかったですね。年齢も重ねてきて時代劇の面白さも感じてますし、本格的な時代劇にどんどんチャレンジできたらと思います!」

 佐七は、人形さながらのイケメンで、女性に優しくモテモテな設定だ。

「僕は佐七みたいに、プライベートで女性の人と手を握ったりとか、目を合わせたりとかはしないんですけど、女性からのそういう視線は感じます。まぁ、それは持って生まれた才能というのでしょうか(笑)」

 と、真顔で冗談を挟みつつこう続ける。

「あと、これは役者に通じているのかもしれませんが、相手がどう思っているとか、これは芝居だなとかは会話の中からわかってきますし、色恋に鋭いという点では佐七に似ていると思います」

 江戸を舞台にした本作だが、行きたい時代を尋ねてみると……。

「やっぱり明治維新のときですね。一番、日本が変わった時代でもありますし、今の時代に通ずる部分もあると思うので。『龍馬伝』に出演したせいもありますが、坂本龍馬に会ってみたいです。本当にドラマで描かれたような人だったのか確かめてみたいですね」

 そして、要といえば香川県の“うどん県副知事”として広報活動を。

「小さいころは、よくため池に行ってバス釣りをやっていました。今は帰ったら決まったうどん屋さんに行きます。あとは、瀬戸内海にも必ず。都会は都会で便利だけど、田舎はゆったりしていていいですよね。それに、自然に触れられるというのが一番。地元を離れてみて帰るたびに、香川のよさをあらためて実感しています」

<番組情報>
『火曜スペシャル「人形佐七捕物帳」』
BSジャパン 火曜夜8時~(10月4日スタート、初回2時間スペシャル)
※第2話(10月11日)以降は毎月第1・第2火曜夜9時放送