BIGBANG、初のスタジアムライブ@大阪・ヤンマースタジアム長居 撮影/伊藤和幸

 '06年8月に韓国でグループを結成してから、今年で10年を迎えたBIGBANG。日本デビューを果たした翌年('10年)、日本武道館を熱狂させたBIGBANGに、まだ経験のない東京ドームのステージをどう思うか質問すると、

「日本でいちばんスゴイ会場だと思っているので、やりたいです!」

 と語るV.Iに続き、SOLが、

「お客さんなしでだったら、いますぐにできるかもしれないけど(笑)」

 そうユーモアを交え答えてくれた。そのあとすぐに、初のドーム公演でありながら、東京・福岡・大阪の3大ドームを回るツアーを成功させた彼ら。翌'13年からは、“海外アーティスト史上初”というタイトルを更新し続けている、日本ドームツアーがスタート。この11月から12月にかけて開催されるツアーで、4年連続となる。

 世界からラブコールを受けるトップスターとなった5人にとって、今年のビッグイベントのひとつが、デビュー10周年を記念して大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた初の単独・野外スラジアムライブ。夏のまぶしい日差しを跳ね返すような灼熱のステージを披露し、日本デビュー曲『MY HEAVEN』から、大ヒット曲『FANTASTIC BABY』。そして、各メンバーのソロ、ユニット曲に加え、大爆笑の日本語MCも交える2時間半に及ぶ公演で15万5000人(3日間)を歓喜の渦に巻き込んでいった。

撮影/伊藤和幸

 夕暮れに近づくころになると、

SOL「BIGBANGのメンバーになれたことが本当に幸せだと思います。隣にいるメンバー、スタッフ。そして、なによりも素敵なみなさんに会えたこと、歌手になれ、この世に生まれてこれてよかった」

D-LITE「この公演には、みなさんがいままでくれた愛に感謝し、僕たちの愛を伝える意味があります。これからも、幸せ、希望、力を伝えるために頑張ります!」

T.O.P「今回のコンサートが最後になったら、どうすればいいか心配しましたが、年末から日本ツアーがあります。いつも止まらずに成長していくBIGBANGのT.O.Pになります」

G-DRAGON「10年間活動して築きあげたものが、このステージ。いろいろなことがありました。ここにいるメンバーとみなさんの力がなかったら、絶対に乗り越えられなかったと思います。デビューしたときの記憶をいまでも鮮明に覚えています。1年1年みなさんと年を重ねながら、素敵な思い出と記憶を作っていきたい。初心を忘れずに頑張りますので、BIGBANGをよろしくお願いします」

V.I「音楽が好きな(話はじめるとすぐに、メンバーからツッコミが)。一緒にいると、いろいろなことやられるんですよ!シャワーを浴びると、映像を撮られてUPされたり」

G-DRAGON「それは、しょうがないよ。(V.Iが)大好きだから(笑)」

V.I「ちょっとムカつくけど気持ちいい!! BIGBANGは、音楽が好きでここまできました。10年たって、みなさんに愛されていて、これまで以上のことをしなくちゃいけないとすごいプレッシャーもありますが、次は、どんなことをしたらみなさんに楽しんでもらえるか考えながら、1日1日、幸せな気持ちで過ごしています」

 5人は会場へ、感謝を伝えた。

 デビューしてすぐのインタビューでBIGBANGの魅力とは? と聞くと、T.O.Pが「カッコいいと思った人に、なぜですか? と、聞くことと同じだと思うんです。魅力とは、感じた人が判断してくれるもの。きっと、人によって感じ方も違うと思います」と、答えてくれた。

 それぞれがソロアーティストとしても高い才能を発揮しながらBIGBANGというホームに集まってくる。成長を続け、尽きることのない輝きを放つ5人のBIGBANGは、これからも多くの人の心をさまざまな魅力で惹きつけていってくれるだろう。

'12年のレアショットを特別に公開!!

 BIGBANGを世界的アーティストにした『FANTASTIC BABY』を収録したアルバム『ALIVE -MONSTER EDITION-』を取材した'12年の撮り下ろしで、2年ぶりに5人と再会。デビュー当時から変わらない丁寧な挨拶と、和やかな雰囲気の中、取材は進んでいく。

 曲のタイトルにちなみ、“FANTASTIC”だと思う女性は? と尋ねると、

D-LITE「毎日、驚かせてくれる笑顔の素敵な女性」

G-DRAGON「インスピレーションを与えてくれる人」

T.O.P「ちょっと疲れている僕に元気をくれる方」

SOL「自分を持っていて、パッションを感じさせてくれる女性」

V.I「緊張感を与えてくれる人(笑)」

 差し入れのマカロンをG-DRAGONがうれしそうに食べてくれたことが印象に。

'12年のレアショット 撮影/廣瀬靖士

*週刊女性2016年11月15日号では、特別付録で8ページにわたって10周年記念コンサート&過去の撮り下ろし未公開カットを掲載しています。

*BIGBANGが'12年に初出演した夏の音楽フェスティバル『a-nation stadium fes.』や、初のドーム公演となった'12年の『BIGBANG ALIVE TOUR 2012 IN JAPAN SPECIAL FINAL IN DOME』。さらに、T.O.Pの俳優としての姿を見ることができる日韓合作ドラマ『シークレット・メッセージ』など、10周年だからこそ改めて見直したい映像をdTVで見ることができます。さらに『a-nation stadium fes. 』でのライブステージを360度パノラマのVR映像で楽しめる「MY HEAVEN (a-nation 2016 VR ver.)」も11月4日から配信スタート。詳しくはdTVで検索!

*10周年記念スタジアムライブ『BIGBANG10 THE CONCERT : 0.TO.10 IN JAPAN』と、全世界13か国で約150万人を動員したワールドツアー『BIGBANG WORLD TOUR 2015〜2016 [MADE]』全340日間の記録を収めた初のドキュメンタリー映画『BIGBANG MADE』を収録したDVD&Blu-rayが11月2日より発売中。