熱愛スキャンダルが報じられた二宮と元アナウンサーのIさん

 

なんでこうなったんだろうね(苦笑)。空っぽになりたかったんだろうね。たぶん今年は、僕の中でよく働いたと思うんです。ドラマやって映画やってね。アルバムやるときに、僕は空っぽになりたかったんだと思う」

 10月27日、自身のラジオで流したソロ曲『Bad boy』をあらためて聴いていた嵐の大野智。俳優「大野智」として燃え尽きた結果、得意の歌ではなくダンスナンバーに偏ってしまったことに、自ら“ダメ出し”した。

 それが影響したとは思えないが、大野のソロ曲も収録された、10月26日発売の新アルバム『Are You Happy?』に異変が起きた。オリコンランキングで見事、週間1位に輝くも手放しで喜べない事情があるのだという。

「昨年の『Japonism』は、発売からの初動3日間で70万枚、週間セールスは82万枚超え。最終的にはミリオンを記録しました。ところが今回は初動56万枚、週間65万枚と前作から10万枚以上も減らしているんです。

 初動セールスは発売前の予約枚数などを含めた数字ですから、予約をしてまで買いたいファンが少なかったということでしょう」(音楽雑誌編集者)

 このCD不況のご時世で、ほかアーティストであれば65万枚は大大ヒットだ。しかし、国民的アイドルとして明確に数字を落としてしまったことは、“人気の陰り”ととられてしまうおそれも。

「昨年の大野智、そして今年の二宮和也と熱愛スキャンダルが続いたことは大きいと思います。彼らも30代半ばのいい大人ですから恋愛のひとつもするでしょう。それでも、2人の場合は出方がまずかった」(芸能レポーター)

 大野と元女優・Aさんとの岩盤浴デートがキャッチされたのが昨年9月。そして今年7月、フリーアナの伊藤綾子が二宮和也のマンションに通う姿が撮られてしまった。双方ともに交際を否定するも、

Aさんや伊藤アナのSNSやブログには、暗に交際をにおわす“証拠”が次々と出てきたのです。大野の個展で販売されたTシャツに描かれた犬のモデルが、彼女の愛犬だとか。

 伊藤アナは二宮の好物のハンバーグが多く作られ、嵐グッズが見切れていた、など小出しする“自慢”がファンを逆なでしたのです
」(前出・芸能レポーター)

 さらに新アルバムに収録された、二宮作詞のソロ曲『また今日と同じ明日が来る』にも疑問の目が向けられた。

《どうすれば忘れられる?》

《僕の中でまだ君の声は特別なままそこにいるんだ》

 この歌詞が“伊藤アナへの未練では?”と、ファンをヤキモキさせているようだ。彼には“前科”があるという。

「よくラブソングを手がけるのですが、10年前に当時の恋人への思いを3曲ほど書いているのだとか。近年でも『メリークリスマス』が、彼女との歌とファンの間で広まっています」(芸能プロ関係者)

特典商法はファン離れを引き起こす

 もちろん、二宮が本当に歴代の彼女を題材にしているのかはわからない。が、報道が出るたびに、擬似恋愛をしているファンは彼の“カノジョ”を思い浮かべてしまう。そんなファンが10万人以上いた結果なのかもしれない。

 ただ、売り上げを落としたことを、黙って指をくわえて見ているジャニーズではない。ついに“禁じ手”を─。

「発売前に予約枚数の現状を察知したのか、通常盤CDの帯にユーザーコードが記載されたんです。そして、コードを使った特典が後に得られることを発売日当日に発表したのです。初回限定盤は放っておいても売れますからね。

 CD1枚につきコードは1口。通常盤で枚数を稼ぐための策と思われてもしょうがない。嵐はこういった商法をこれまでしなかったのですが……」(レコード会社関係者)

 若手が伸び悩んでいる現状では、まだまだ嵐にトップを走らせなければということなのだろうか。