「11月1日をSMAPの日にしよう」と、ファンが集まって各新聞に寄せた応援メッセージ

 解散してほしくないというSMAPファンのひたむきな思いが、形となって現れた。最後のベストアルバムに収録される楽曲が11月3日に発表されたのだ。順位は約200万もの投票によって決められ、上位50曲が選ばれた。

1位は『STAY』で、'06年に発売されたアルバム『Pop Up! SMAP』に収録された曲です。タイトルには、“とどまる”“居残る”という意味がありますね。

 ファンが“解散しないで!”“そのままでいて!”という思いを込めて投票したのは間違いないでしょう
」(音楽ライター)

 11月1日付の東京新聞やいくつかの地方紙の有料個人広告欄も、SMAPへの応援メッセージで埋め尽くされた。メンバーや事務所スタッフ、テレビ局関係者にも声は届いているはずだ。そのおかげかどうかはわからないが、最近SMAPには雪解けの気配が出てきたという。

「あれから時間が経過して、それぞれの怒りや確執も薄れてきたんでしょうね。周りからも、もう少し大人になれと言われて、メンバーも少しずつ冷静さを取り戻しているんじゃないでしょうか。

 大勢のファンが解散を望んでいないということは、5人もわかっていますよ。ファンが一番と考えている彼らですから、なんとかその声に応えたいと思い始めているようです」(芸能プロ関係者)

 解散が発表された当初は、独立派の中居と残留派の木村という対立構図が描かれたが、2人の間にはそれほどの溝はないという。

「昔のバンドのように、ギャラの取り分でもめたような根が深いものじゃないですからね。

 木村と中居は確かにウマが合わないところがありますが、憎みあっているわけじゃないんです。大人の事情を酌むことができない2人じゃありませんよ」(大手広告代理店社員)

 解散発表があった8月とは、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)収録時の5人の様子も変わってきたようだ。

「最近の収録では、それまでギクシャクしていた空気は薄れ5人が笑顔で会話する様子も見られるようになりました。誰ともなしに、“紅白を最後にしないか”という話が出ていたともいいます。それまでの収録では、休憩時も顔を合わせずバラバラでしたからね。

 最悪の時期は脱して、歩み寄りはじめたのかと思いました」(制作会社関係者)

 そして今、ファンが気になっているのは、『スマスマ』の最終回がどんな放送になるのかということ。最終回は12月26日の放送といわれているが、

最終回は生放送になるのではというウワサもありますが、その可能性はかなり低い。

 今までの貴重な映像をまとめた総集編、あるいは通常どおりの放送を行い、最後にメンバーが挨拶するという方法が検討されているそうです。

 挨拶だけは生になるかもしれません。ほかには、『ビストロSMAP』のゲストに森且行を迎えるなんて話も
」(大手広告代理店幹部)