紅組司会は有村架純

5人でやるのとは全然違いますね。大変なところは櫻井くんがやってましたから。5回やっても、1年分やってないですもん(笑い)
 
 12月31日放送の『第67回紅白歌合戦』で、白組の司会を担う相葉雅紀。5年間、嵐のメンバーとともに経験したことはあるが、ひとりで生放送の司会を務めるのはかなりの重責だ。

 冒頭のように囲み会見で自虐した相葉だが、12月30日からは、カメラリハーサルでの司会進行が始まった。しかし、

紅組の有村架純さんだけではなく、総合司会でNHKアナウンサーの武田真一さんも紅白の司会をするのは初めてです。相葉さんもご存知の通りあの天然キャラですから“ちゃんと進行できるのか?”と心配の声も上がっていました」(芸能プロ関係者)

 同じジャニーズ事務所で、朝の情報番組『白熱ライブビビット』(TBS系)で司会を務める国分太一は、相葉についてリハーサル後の囲み会見で問われると「多分、だめじゃないですか?(笑い)。でも、きっと頑張ってくれると思いますよ」と、笑いを誘う。

 一方、キャスター業で活躍する櫻井翔も「ある程度のハプニングは期待しますね。きっちり、かっちり、それは相葉くんにはちょっと求めてないです。ミスを恐れず攻めて、相葉くんらしい司会を見たいですね」と、背中を押す。

 この日のカメラリハーサルはRADWIMPSからスタート。しかし、司会の2人は序盤だからか、緊張が隠しきれない。

「島津亜矢さんの『川の流れのように』を紹介する場面では、相葉さんが“しみゃ、島津亜矢さんです”と話すと、有村さんが“みそばひら、美空ひばりさんの名曲です”とつられてしまっていました」(取材にあたった男性記者)

 時間が経つにつれ、相葉も落ち着きを取り戻し始める。

「司会者のために、客席後方に設置された電光掲示板には台本内容が字幕で表示されるのですが、それの通り読んだところで個性が出ません。相葉さんは、少しずつアレンジしてコメントし、彼の色を出していました。

 星野源さんの『恋』の曲紹介では“僕らも(ダンスを)やろうね!”“やります!”と、有村さんをリードしていました」(取材に当たった女性記者)

 共演者とも積極的に会話するなど、舞台上でも一生懸命な相葉。そんな彼をサポートするのは、やっぱり嵐の4人。

全体の出演者顔合わせ。郷ひろみや松田聖子、大竹しのぶらが並ぶ

「リハーサルでは全体の出演者やスタッフの顔合わせが行われたのですが、出演者がズラーっと並ぶ所に出てきた相葉さんはガチガチに緊張しているように見えました。V6やTOKIOもエールを送っていましたが、嵐のメンバーは一段と大きな拍手を送っていました」(前出・芸能プロ関係者)

 スタッフのあいさつ中に隣の二宮和也をジッと見つめたのは、大野智。

ラジオ中継担当の二宮直輝アナウンサーが紹介されたときでした。二宮さんは、“いやいや、私じゃないから。あっちだから”というように顔の前で手を振って、2階を指さして笑いあっていました。相葉さんにも聞こえていたのか、“二宮”という名字に反応したのか、口元がほころんでいましたよ」(前出・取材に当たった男性記者)

 櫻井翔は進行中も相葉を気遣っていた。司会者の横に並んで曲紹介を終えると、相葉の耳に口を寄せた。

曲振り前のコメントを相葉さんと打ち合わせていたようです。舞台の転換がはじまり、櫻井さんが舞台からはけようとすると、それについて行こうとしてスタッフに制止される相葉さん。いつものライブ気分になったのでしょう」(前出・取材に当たった女性記者)

 櫻井に続き松本潤も、親交のある大竹しのぶの曲紹介で相葉をサポート。有村にも、気遣いを見せていた。

月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジ系)で兄妹役だった司会の2人ですが、松本さんと有村さんも、同じく月9『失恋ショコラティエ』(フジ系)で兄妹役。3人で話す姿は、お兄さんたちに可愛がられる妹そのものでした。司会の先輩でもある松本さんから、励まされていたようです」(前出・芸能プロ関係者)

 曲が終わると、大竹しのぶをエスコートしながら舞台袖へ消えていく松本。笑顔で見送る司会の顔からは“緊張”の2文字はすっかり消えていた。相葉&有村の晴れ舞台は、嵐一丸のサポートで成功間違いナシ!