'90年4月、デビュー前の初々しい5人

 '16年末をもって解散したSMAP。キムタク以外は'17年に入って新しい仕事はゼロのままだという。

今秋のフジテレビ月9が内定するなど、'17年に入ってもキムタクにはオファーが続々と舞い込んでいますが、ほか4人の新しい仕事はゼロ、というのが現状だといいます。確かに彼らが今年、ジャニーズ事務所にとどまるとは思えませんからね。

 契約更新を迎える9月の3か月前には事務所に対して更新するのかどうか意思表明をすることが定められています。

 6月にまた独立騒動が勃発すると予想されるだけに、制作側もオファーは出しにくい。4人はそれまでの半年間は、今あるレギュラー番組をこなしていくだけの“飼い殺し”状態となる可能性が高いでしょう
」(芸能プロ関係者)

 紅白歌合戦に出場しなかった大晦日、木村を除いた4人が都内の飲食店で“解散の宴”を開いていたことを『週刊新潮』などが報じた。

芸能界の“巨匠”がプロデュースしている高級焼き肉店で、業界関係者の利用も多く“密な話”をするにはうってつけの店です。会合には元メンバーの森且行も加わったようですね。

 森が参加しているのに木村が来ていないというのは、やはり中居を含めた4人で新事務所を設立する打ち合わせをしていた可能性が高いでしょう。独立を画策しているなら、I元マネージャーも当然絡んでいるでしょうね」(スポーツ紙記者)

 独立の話は、解散発表前から取りざたされていた。“芸能界のドン”と接触したという報道もあったが、新事務所の設立、運営は簡単なことではない。

中居の司会のスキルは評価が高く、今後も変わらずオファーが来るでしょう。問題はほかの3人です。ジャニーズ事務所の手前、テレビ局は、独立した彼らにすぐに仕事のオファーを出すことはできない。3人を預かる身としては、道を模索していかなくてはならない中居は、これから頭を悩ませることになるかもしれません」(前出・芸能プロ関係者)

 『スマスマ』最終回が、これから彼らが歩むことになるイバラの道を示していた。

「視聴率23%というのは、バラエティー番組としては大成功。でも、かつては30%も記録したお化け番組です。国民的グループのフィナーレとしては物足りない数字でしょう。

 最後の5人による『世界に一つだけの花』も録画放送で、メンバーによる解散に至る経緯の説明や挨拶などもなし。最後まで解散撤回を願っていたファンもモヤモヤしていることでしょう。

 長きにわたって支えてきたファンをないがしろにするような誠意なき最後にも映りました。中居が歌唱後に流した涙は、そんなSMAPが中途半端に終わってしまったことへの悔し涙と、ファンへの謝罪の涙だったのかもしれません」(テレビ局幹部)