松本潤(左)と櫻井翔(右)

 嵐は今年、各メンバーが主演する映画が続々と公開される。まず7月に公開されるのは大野智主演の『忍びの国』。共演陣も豪華で、石原さとみ、伊勢谷友介、鈴木亮平ら。またジャニーズからは、Hey!Say!JUMPの知念侑李が出演する。

10月には松本潤クン主演の『ナラタージュ』が公開されます。松本クン演じる高校教師とその元教え子の切ないラブストーリー。続いて11月に公開されるのが二宮和也クン主演の『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』。二宮クンが究極の味覚を持つ料理人を演じます」(映画ライター)

 昨年11月から始まった5大ドームツアーは、1月8日に超満員で最終の福岡公演を終えるなど、一見'17年は昨年に増して“嵐の年”となりそうなのだが、一方で“人気に陰り”が出てきたという声も聞こえてきた。

昨年末の『紅白歌合戦』(NHK)では、歌手別視聴率こそ1位となりましたが、それ以上にインパクトを残したのが、『紅白』の3日前に発覚した、松本クンとセクシー女優・葵つかささんとの交際でした。以前より井上真央さんとの交際が噂されていた中での“二股愛”に加えて、またお相手の葵さんへの冷徹な態度にショックを覚えたファンも多いです」(芸能プロ関係者)

 報道によると“遊び相手”的存在だった葵が、“本命”である井上真央との関係を問い詰めた際に松本は、「それ以上、彼女のことを言ったら殺すよ」と言い放ったという。彼の口グセだというが、女性に向かって言うのはいかがなものか……。

 年が明けた1月3日には、櫻井翔主演の新春ドラマ『君に捧げるエンブレム』(フジテレビ系)が放送された。

 不慮の事故で半身不随になってしまったJリーガーが、妻や周囲の支えによって、車いすバスケットボールの日本代表として活躍する姿を描いた感動の物語、であったのだが……。

視聴率は8・4%と大コケ。内容だけでなく、“身体がプニプニしていてスポーツ選手に見えない”といった櫻井クンへの批判も多く聞こえました」(テレビ誌ライター)

 嵐を取り巻くネガティブな話題はこれだけではない。

「日本郵便は年賀状の利用者減少に歯止めをかけるため、2年連続で嵐の5人をCMに起用しましたが、思うような効果が出ませんでした。

 現代ではSNSの普及で年賀状の習慣がなくなってきているためしかたがないことですが、クライアントとしては、若年層を取り込むために起用を決めたわけですから、失望しています」(広告代理店社員)

起死回生の一大プロジェクト

 そんな嵐の5人だが、ここにきて、そんな状況を吹き飛ばすような起死回生の一大プロジェクトが動き始めたという。

まだいつ撮影がスタートするかなど細かい部分は決まっていませんが、メンバー全員が出演する“20周年記念映画”の企画がスタートしたそうです。いくつか進んでいる20周年のプロジェクトの目玉のひとつのようですね」(芸能プロ関係者)

 グループとしての活動以上にソロの活動が目立つ最近の嵐。映画に関しても当然ソロでの出演ばかりだ。

「今回の映画は“全員が出演する”20周年の記念映画なので、これまで3作品が公開されている『ピカ☆ンチ』シリーズではないかという話です」(前出・芸能プロ関係者)

 シリーズの1作目、『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』が公開されたのは、'02年10月。彼らにとって初めての主演映画だった。団地に暮らす高校生たちの恋や友情を綴ったハートフルコメディーで、ストーリーはV6の井ノ原快彦の青春時代をもとに作られている。

デビュー5周年の記念イヤーであった'04年に、2作目『ピカ★★ンチ LIFE IS HARDだからHAPPY』が公開され、15周年の'14年には、3作目となる『ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶんHAPPY』が公開されました」(映画ライター)

 3作目のロケは都内のマンモス団地で行われた。

「“見学お断り”の看板があるにもかかわらず、200人ほどのやじ馬が集まって現場はパニック状態でした。スタッフの呼びかけを無視して、“頑張って〜”“大好き!”という黄色い声援が鳴りやまなくて……」(製作会社関係者)

 撮影現場がパニックになるほど、ファンたちにとってもそして嵐の5人にとっても特別な意味を持つ映画なのだ。

「現在の嵐の人気からは考えられませんが、1作目は単館上映でした。しかも集客のため、時折、メンバーがサプライズで舞台挨拶をすることも。そんな“下積み”時代に始まったシリーズなので思い入れも深いんです」(前出・製作会社関係者)

 節目の年に公開されてきた『ピカ☆ンチ』シリーズが、5年ぶりに復活するというのも当然の流れなのかも。

製作が決まったのは、昨年末のこと。今年と来年で撮影および編集、結成20周年イヤーである'19年に公開というスケジュールになると思います」(前出・芸能プロ関係者)