写真左のローリンちゃん(15歳)は、白血病でひん死だったが、支援を受けて一命をとりとめる。現在、イラクで治療中。

 間もなくやってくるバレンタインデー! “困った、義理チョコどうしよ〜”といつもお嘆きのみなさん。今年はチョコレートで子どもたちの力になってみませんか?

 イラク戦争を機に2004年に設立された医療支援ネットワーク『JIM-NET』では、1口500円以上募金をした人にチョコレート(六花亭が原価で提供)を1缶プレゼントする“チョコ募金”を期間限定で実施中。 

 2006年から始まったこの募金は、劣化ウラン弾や化学物質などが原因で小児がんとなったイラクの子どもたちの医療支援や、シリア難民支援、放射能から福島の子どもたちを守るなどの目的で設立。毎年、大きなテーマを掲げていて、今年は『いのちの花 Part3 物語のあるチョコレート・ヨーロッパ編』。

「シリアの内戦などにより大量の難民が中東からヨーロッパに渡りました。その中にはがん治療を求めて移った子どもたちも。なぜ難民がヨーロッパを目指すのかを考える機会になればと思ってます」(佐藤真紀さん/JIM-NET事務局長)

ローリンちゃんが描いてくれたオリーブの絵。

 チョコの缶の絵は、小児がんや難民の子どもたちが支援のためにと描いた作品が使用され、ホッと心温まると大評判。その原画などを集めた展覧会『イラク・シリアの子どもたちへ バレンタイン展〜物語のあるチョコレート ヨーロッパ編』が2月10日から15日まで東京・日比谷の『ギャラリー日比谷』で開催。年々、このキャンペーンへの賛同者も増えていて、今年のチョコの数も残りわずがに。展覧会で募金を受け付けているので、ぜひお早めに!

※チョコ募金2017 問い合わせ/JIM-NET 電話 03-6228-0746(平日10:00〜17:00)