小林麻央

 2月24日に行われた『三月大歌舞伎』のイベントに登場した市川海老蔵。舞台に立ち続けながらも小林麻央や子供たちとの時間を大切にしているという。

「麻央さんは1月末に退院してから、自宅で家族と過ごしていますよ。お姉さんの麻耶さんが手伝いに来てくれて、子どものお迎えに行ったりしているようです」(スポーツ紙記者)

 昨年9月に局所コントロールのための手術を受け、骨に転移したがん細胞を叩くために放射線治療を行っていた。1月29日に退院がかない、2月24日のブログでは、子どもたちと一緒にいられる幸せを記していた。

《今日は、幼稚園のオペレッタ発表会でした。年少の息子は、くま役。年中の娘は、念願のうさぎ役。歌ったり踊ったり皆の成長が感じられる可愛い劇でした。(中略)幼稚園のママたちと成長したねと話せるのは喜びです》

 彼女の闘病をサポートしているのが家族だ。海老蔵の母・希実子さんも、嫁に優しく接している。

「嫁姑の絆が強いことは梨園では有名です。麻央さんが海老蔵さんの世話はもちろんのこと、生前の團十郎さんを献身的に看病していたことを知っていますからね。麻央さんにがんが見つかったとき、“私がなればよかったのに……”とまで言ってくれたそうです」(成田屋のご贔屓筋)

 最近、その希実子さんの表情がとても明るくなってきたという。

2月の六本木歌舞伎千秋楽では、彼女はご贔屓筋や舞台関係者と笑顔を見せながら楽しそうに話していましたよ。私にもとても明るくご挨拶してくれました。もしかすると、麻央さんに明るい兆しが見えてきたのかも」(別のご贔屓筋)

 退院後に試している療法の効果が表れて、病状が快方に向かっているのだろうか。

麻央さんは、海老蔵さんが新宿にあるマンションの一室に作った酵素風呂に入ったり、水素温熱免疫療法をやったりしているらしいですね。ほかにも海老蔵さんがすすめる“ハイパーサーミア”と呼ばれる温熱療法を検討してるそうです」(芸能プロ関係者)

 ハイパーサーミアとは、がん細胞が死ぬまで体温を上げる療法。病巣および周囲組織の温度を上昇させると体内の免疫が活性化し、がん細胞に対して攻撃性を発揮するという。期待がかかる治療法だが、医師からは、さらに有効な方法をすすめられている。

自分の子どもを近くに置くことが大切なのだそうです。がんはストレスが生むとも言われていますから、子どもの声を聞いたり触れ合ったりということが、がんを抑制する効果を生むのでしょう。子どもだけでなく、海老蔵さんをはじめとした家族の存在が、麻央さんにとって一番の薬になっているのは間違いないでしょう」(梨園関係者)

 酵素風呂に温熱療法、そして何よりも家族の笑顔。最強の組み合わせが、麻央を力強く支えているのだ。