舞台で輝きを放ち、生で会える(見られる)俳優が本当に仲のいい俳優を指名してトークする「生で会えるイケメンリレー対談」、通称“生イケ対談”連載。

 第7回は、染谷俊之さんが久保田秀敏さんを指名! 『週刊女性』本誌(2017年4月18日号)のスペシャル対談の続きを、たっぷりお楽しみください。

写真左から久保田秀敏、染谷俊之 撮影/森田晃博

染は、お酒が入ると割とすぐSになるタイプ(笑)

――今年1月に舞台『私のホストちゃん REBORN』でW主演した染谷さんと久保田さん。口説きタイムのプレッシャーは相当ありました?

染谷俊之(以下、染谷) 今回は、まずフレッシュホスト役20名への投票で人気1位を決めるんです。そこで最後の曲やって「ウォー!」って盛り上がってそこで終わればいいのに、ラスボスで秀くんと僕が出ていくんです。その公演でナンバーワンになったホストと僕たちの3人で、最後に改めて口説き対決する感じだったんですね。それがやっぱり、プレッシャーでしたよね。

久保田秀敏(以下、久保田) もう毎日、AKBの総選挙があるようなもので、毎日お客様にその場で投票してもらって、ランク付けをしてもらうわけだから。だからお芝居がどうこうというよりも、口説きをどうしようっていう思考のほうに頭がまわって。考えすぎてほんと頭がハゲそうでしたね。

染谷 日替わりでテーマがあるから、そこはすごく重要で失敗できないっていうか。

久保田 実際にお客様を口説いて、誰が一番いい口説きをしたかっていうのを、リアルな投票で1位を決めるので、どうしても勝ちたいっていうのがあるから。

染谷 それを毎公演っていうのはけっこう、キツかったですよね。

――『ホストちゃん』の打ち上げは盛り上がったんじゃないですか?

染谷 ウェ~イってお祭り騒ぎでしたよね。

久保田 そうだね。染は、お酒入ったらSになるんですよ~(笑)。

染谷 いやいやいや(笑)、秀くんにはならないですよ。

久保田 もう扉が3枚も4枚も開いた状態でパーンとなって。

染谷 けっこう俺、酒癖が悪くて(笑)。でも秀くんもよくないですよ(笑)。

久保田 アハハハハ!

――どんなSエピソードが?

久保田 染は、笑いながら「てめ~ふざけんなよ~」って(笑)。

染谷 絶対そんなこと言ってない(笑)。お酒飲むとテンション上がっちゃいますけどね。

久保田 そうなると、“ああ~まわってきた~”って(笑)。

染谷 「オーイ!」みたいな。ふざけて、ちょっかい出したくなるんですよ(笑)。秀くんもオラオラになりますよ。

久保田 そうかな~。でも飲むと楽しくなってバーッとしゃべり出しますね。

染谷 結構、二人ともパッパラパ―になっちゃいますね(笑)。楽しい酔っぱらい方ですよね。

久保田 二人とも暴れるタイプではないですね(笑)。

――お二人が似ているのはどんなところですか?

久保田 一人の時間を大切にするところかな。台本を読むとか集中したいときとかは、僕は一人にならないとダメなタイプなんですよ。

染谷 うん、一緒です。

久保田 染はこの間も一人温泉行ってたしね。でも、俺はそういうのは無理。行けない(笑)。

染谷 行っちゃったら行けますって。

写真左から染谷俊之、久保田秀敏  撮影/森田晃博

久保田 一人で泊まるの、寂しくない? 俺は人目も気にしちゃう。「あの人一人で来てる~」とか思われたらどうしようとか(笑)。

染谷 大丈夫ですよ。何思われても、二度と会わないんだから(笑)。

久保田 アハハ。俺はあと10歳くらい年とらないと無理だな~(笑)。

染谷 アハハ。一人でバイクでツーリングみたいなのは?

久保田 それは好き。ほかは一人でどっかに行ったりとかは……まあご飯とかは行ったりするけど、一人焼き肉はしたことないな~。

染谷 一人焼き肉、マジ最高ですよ!(笑)

久保田 寂しくない? 絵的に。

染谷 絵的に??

久保田 うん、絵的に。「あ! あの人、一人で焼き肉食ってる」って(笑)。

染谷 気にしないですもん。だって肉を食いたくて行ってるわけだから(笑)。周りの人も、肉しか見てないですよ、きっと。

久保田 アハハハハ。そっか。俺は、ちょっと気にしちゃうんだよ。

理想の家庭像は老後しか描けてないです(笑)

――久保田さんは1月に30歳になられて、染谷さんも12月に30歳になられますけど、どちらが先に結婚すると思いますか?

久保田 ……俺かな~。

染谷 俺も秀くんだと思います、はい。

久保田 いや、聞いてると染は結婚願望がないみたいなので。

染谷 僕、結婚願望がまったくなくて。

久保田 僕は普通に結婚したいです。子どもも欲しいし。でも意外に……染のほうが……。

染谷 それは絶対無いと思います!

久保田 なんでなんで? でも一生独身ってことないでしょ?

染谷 一生独身で大丈夫です。

写真左から染谷俊之、久保田秀敏 撮影/森田晃博

久保田 なんで? うそでしょ? 結婚しなくても、例えば事実婚みたいな関係でいたいタイプとか?

染谷 いや、人と一緒に住めなくて……。

久保田 え?? 

染谷 ダメなんですよ(笑)。僕、一人が好きだから(笑)。だから結婚とか考えられなくて、同棲とかも絶対無理だろうな~って。

久保田 でもなんで? だって好きな人とずっと一緒にいられるんだよ?

染谷 苦ですよ、それは(笑)。たまに会うくらいが、いいんじゃないですか。

久保田 アハハハハ!

染谷 ずっと一緒にいたら恋愛感情とかもなくなっちゃうじゃないですか。

久保田 いや、そんなことはないでしょう。すごく好きな人なら。

染谷 僕は、1か月に1回会うくらいでいいです。それで充分です(笑)。

久保田 うそでしょ~?(笑)。

染谷 だから、付き合うとか向いてないんです(笑)。

――(笑)。久保田さんの理想の家庭像は?

久保田 自分の親ですね。ケンカしないこともないんですけど、普通に仲がいいし、二人ともバリバリ仕事してるし、休んでいる姿をまず見たことがなくて。僕も仕事大好き人間なんで。だから、結婚する相手も仕事を持っていて尊敬できる人がいいです。「この人にはかなわないな、じゃあ超えてやるぞ」と思えるような人。ライバル心が燃やせて一緒に高めていける関係性がいいですね。

――染谷さんは理想の家庭像あります?

染谷 老後しか描けてないです(笑)。

久保田 アハハハハ! ずいぶん先の話だね(笑)。

染谷 縁側のある家に一人で住んで、猫を愛でながらずっと庭を見てるっていうイメージです(笑)。

久保田 へぇ〜うっそ~(笑)。そこまでだとは思ってませんでしたねぇ。

染がいてくれるからこそ、ボケられるし適当でいられる

――改めてお互い俳優として、リスペクトしているところは?

染谷 秀くんの何でもできるところですね。歌もダンスもアクションもできるし、お芝居もうまいし。お酒の飲み方とかでも、みんなに気を使える人だし……熱い人だし。見習うところがありすぎますね。

久保田 いやいや。たぶんなんか考えてるように見せるのがうまいんでしょうね(笑)。染の何でも引いて俯瞰(ふかん)で見られるところ、客観的に見れてる部分はすごいなと思います。いつでも冷静に物事を見られるっていうのは、必要なことなので。俯瞰で見られる自分がいないとやっぱり演技ってできないから、それを常にできているのはすごいなと思いますね。

染谷 ありがとうございます! 褒められるのはちょっと照れますね。

久保田 なんか気持ち悪いね(笑)。

写真右から久保田秀敏、染谷俊之 撮影/森田晃博

――次はどういう作品で共演したいですか?

染谷 秀くんとバリバリのアクションをしたいですね。

久保田 うん。アクション大好きなんでやりたいですね。あと僕は、会話劇をやりたいな。ほんとに純粋にお芝居がしたい。

染谷 いいですね~。

久保田 ダークな重い芝居が好きなのでそういうものがやりたい。

染谷 うん。面白そう!

久保田 個人的には、ひげをすっごく生やしたいんですよ。山田孝之さんみたいな。で、もっと泥臭い役をやりたいんで。人が近寄りたくないような、そういう感じのお芝居をやってみたいですね。

染谷 そういう秀くんも見てみたいです。一緒にできたらなおいいですけど。

――最後にお互いはどういう存在ですか?

染谷 やっぱり、もうずっと大好きな先輩ですね。

久保田 僕は、染のことは後輩とは思ってなくて、むしろ同い年か上的な感じなんですよ。

染谷 上ですか??

久保田 うん。俺はこんなで頼りないやつだから、現場とかで一緒になるとすごく頼りになるんですよね。率先して引っ張ってくれるというか、だからすごく尊敬してます。染が何でもやってくれるからこそ、俺がボケれるっていうか……。

染谷 いやいやいや。

久保田 この環境が俺はすごく居心地がいいんです。居てくれると安心できる存在ですね。

染谷 嬉しいです!

スペシャルQ&A【染谷俊之編】

――久保田さんを動物に例えると? その理由は?

染谷 ボルゾイ。脚の長い痩せたシュッとした犬なんですけど、すごく人になつくんですね。そういう人なつっこさというか愛嬌もありながら、シュッとしたカッコよさもあってってところが似てるかなって(笑)。

――久保田さんには言ってないけど、感謝していることは?

染谷 初めて会ったのはミュージカル『テニスの王子様』だったんですけど、秀くんはひとつ上でほんと何でもできて、歌もダンスもうまくて、人当たりも良くて、カッコよくて、すごく憧れの存在としていてくれて。僕は兄がいて、小学校のときからよく兄の友達と遊んでいたので、同い年の友達よりもちょっと先輩のほうが話しやすいというか。だから1歳上の秀くんと同じの年代の先輩たちが大好きなんですけど、そのなかの一人でいてくれて「ありがとう!」っていう感じです。

染谷俊之 撮影/森田晃博

――スマホの今の待ち受け画面は?

染谷 なんだろう俺? (バッグからスマホを取り出して見て)夜空ですね。あと、小さな黒猫がいるんですけど。猫と夜空です。待ち受けにはあんまりこだわってないですけど、この絵にしたのは落ち着くから。いつから今のにしたか覚えてないくらい長いですね。その前はムーミンでしたけど、ムーミン時代もけっこう長かったです(笑)。

――何フェチ?

染谷 いっぱいあるんですよ(笑)。うなじと、匂いと、声と、脚……あと鎖骨も好きですし。

 うなじは、きれいはきれいで好きなんですけど、産毛が生えてても好きです。うなじって普段見えないから、それが見えたときはいいなって思います(笑)。匂いは、わりとフローラル系の匂いが好きかもしれないです。あと、ガソリンスタンドとコインランドリーの匂いも好きです(笑)。ずっと居られちゃいますね(笑)。コインランドリーはめちゃくちゃいい匂いしますよ、乾いた洗剤の匂い。匂いにはすごく敏感で、高校のときはシャンプーを当てられたし、中学の頃は匂いで給食の献立もわかりましたね、今日は炊き込みご飯だよって(笑)。声は、ちょっと特徴のある声のほうが好きかもしれないです。鎖骨は骨ばってるのが好きですね。

――一番グッとくる手料理は?

染谷 え~何でもグッときますけど(笑)、強いて言うならカルボナーラですかね。パスタが好きなので、カルボナーラがおいしいとグッときます。僕は味が濃いほうが好きで、何でもそうなんですけど。だから、味が濃いカルボナーラ(笑)。

――生活用品でこだわっているものは?

染谷 前回の取材(連載第7回、赤澤 燈との対談)で話したロッキングチェアーを買いました。すごく欲しかったんで、色で選んでネットで買っちゃいました。白がなかったのでベージュにしたんですけど、部屋に置いてみたら合わないなって思って、白いシーツをニトリまで買いに行って(笑)。それをかけてます。

 座り心地はいいですよ。マジで最高ですね。ずっと揺れてます(笑)。でも最初、家がフローリングなんであんまりよくなかったんですよ、ガタガタってなっちゃって。それでまたニトリに行って、柔らかい白いラグを買って(笑)。この間ちょっとあったかいときに、窓を開けて揺れてたら、「ここは天国か?」と思いました(笑)。

――最近、泣いたことは?

染谷 泣いたこと……でも僕、朝起きたらいつも泣いてますね(笑)。目を閉じられなくて、寝るときいつも半目なんですよ。それで目が乾いちゃって(笑)。授業中とかに寝てても半目なんで、起きてると思われてトクしてました(笑)。

スペシャルQ&A【久保田秀敏編】

――染谷さんを動物に例えると? その理由は?

久保田 ムーミン(笑)。でも、猫好きだからやっぱり猫のイメージだな~。それかウサギか……。目のデカさがウサギっぽい(笑)。猫っぽいところは、ほっといても何でも自分でできるっていうか、気まぐれじゃないですけど、犬みたいに誰かご主人さまがいないとできないというわけでもなく。一人の自由な時間を持ってるところですかね。

――染谷さんには言ってないけど、感謝していることは?

久保田 稽古場とかで俺がちょっと気を抜いてて、とちりそうになったときとかでも、染はけっこう周りを見ててくれるわけですよ。他の役者の出る位置とか立ち位置とか、はけ口とか全部把握してて、出番が近づいてきたら、肩をトントンってしてくれたりとかして。他の役者に対しても、いろいろ考えて周りを見てるところは頼りになるなって思ってます。

久保田秀敏 撮影/森田晃博

――スマホの今の待ち受け画面は?

久保田 かわいい~ですよ~。愛犬のエルちゃんです。チワワのオスでもうすぐ8歳のおじいさんです。ダメなんですよ、動物に弱くて。犬に話しかけるときは、「うう~ただいま~」って、ちっちゃい子にしゃべるみたいな言葉使いになっちゃいます(笑)。もう、分かりやすく変わりますね。犬がいたら、どこまででも目で追いかけますもん。散歩してても街とか歩いてても絶対犬しか見てない(笑)。ペットショップを見つけると、ひとりで30分くらい見てたり遊んだりするんですけど。子どもの時から実家でも犬を飼ってたので、犬がいない生活は人生でほとんどないですね。死ぬときは俺、犬に囲まれて死にたいです(笑)。

――何フェチ?

久保田 脚フェチですね。ゆがみなくスッとしてるまっすぐな脚。細ければいいってわけではなく、筋肉質でもなく。付け根からスッとしてる脚がいいですね(笑)。

――一番グッとくる手料理は?

久保田 和食ですね。大好きなんですよ。定番的に肉じゃがとか、魚の煮つけとか、そういうのがいいですね。家庭料理が上手いと、きますね~。自分でも料理はします。結構上手ですよ(笑)。アルバイトもキッチンでやったりしていたこともあって。でも普通に冷蔵庫の中に残ってる材料を使って作る創作料理ですけど。僕が料理を作ってあげるとしたら? そうだな~豚の角煮、ピーマンの肉詰め、あとは煮物系ですかね。最近はあまりやってないですけど、料理はぜんぜん苦じゃないです。

『テニミュ』をやってるとき、稽古中にキャスト同士で弁当男子対決っていうのをしてました。自分で作ってきた弁当をお互いに食べ合ったりして、周りの人に判定してもらうっていうのを毎日やってて。けっこう勝ってましたよ(笑)。小さい頃から料理は好きでしたね、おかんの料理を見てたりとかしてました。

――生活用品でこだわっているものは?

久保田 元々美容師をやっていたので、例えばシャンプーとか、トリートメントとか、化粧品とかはいいものを使うようにはしてます。今使っているシャンプーは、資生堂プロフェッショナルのアデノバイタル。育毛を重視したもので、結構長く使ってますね。それはネット通販とかでも買えます。あと肌に働きかけるビタミンB群は必ず摂るようにしてます。B1、B2、B12、葉酸、亜鉛……そこらへんは摂ったほうがいいので、サプリメントで。

 あとはピーリングをやって角質を落としたりとか。洗顔後にピーリングして、プラセンタとか化粧水の前につける導入剤とかも使ってますね。ちゃんとパッティングしてやってますよ(笑)。保湿して頑張ってます(笑)。この仕事は、自分に投資したもん勝ちですから。たぶん仕事やめたら一気に老けますよ(笑)。

――最近、泣いたことは?

久保田 舞台『私のホストちゃん REBORN』の大千秋楽が終わって、舞台袖からはけて来て楽屋に向かってるときに、キャストとスタッフみんなが待ち構えてくれてて、「お疲れ様でした~」って迎えてもらったときには、もう、ワーって泣いてましたね。やっと終わったっていう達成感みたいな。ホストちゃんはもう今回で4作目だったので、今回が最後であろうっていう覚悟のもとやってて、それが全部終わって解き放たれた瞬間は、バーって涙が出ました。

 僕、普段から涙もろいんですよ。『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)とか動物系の番組見ると、もう~ダメ! す~ぐ泣いちゃう!(笑) 涙腺は弱いですね、すぐ泣けますよ。泣けって言われたら、最短で10秒くらいで泣けてたときもありました。今は、10秒は無理ですけど涙を出せって言われたら、出せます。涙腺を弱める方法があって、耳抜きする感じに近いんですけど、それをするとぶわぁ~って涙が出てくるんですよ、自然に。あくびしたときに涙が出るじゃないですか。あの感じに似たような感覚なんですけど。それに演技がのっかっちゃうと涙が止まらなくなりますね。感情が入ってバーっと。


<プロフィール>
そめや・としゆき◎1987年12月17日、神奈川県生まれ。A型。舞台『カードファイト!! ヴァンガード』~バーチャル・ステージ~リングジョーカー編(4月1日~9日AiiA 2.5 Theater Tokyo)出演。 舞台「剣豪将軍 義輝〈後編〉」(6月8日~18日EXシアター六本木)主演。アニメ『MARGINAL #4kissから創造るBiG BANG』(東京MXにて木曜23時~)放送中。ラジオ『株式会社CO通』(ラジオ大阪:金曜23時30分~)レギュラー出演中。

くぼた・ひでとし◎1987年1月12日、福岡県生まれ。O型。舞台「ちるらん新撰組鎮魂歌」(大阪公演:4月7日~10日森ノ宮ピロティホール/東京公演:4月20日~30日天王洲銀河劇場)出演。舞台版『心霊探偵八雲 裁きの塔』(東京公演:5月31日~6月11日品川プリンスホテル クラブeX/大阪公演:6月16日~18日大阪ビジネスパーク円形ホール)主演。小川菜摘主演舞台 姉妹シリーズ(9月末~10月)出演決定。

(取材・文/井ノ口裕子 撮影/森田晃博)