門脇麦 撮影/高梨俊浩

「根暗に思われるけどネアカだし、芸術肌っぽく見えると言ってくださる方も多いんですが、センスとか皆無です(笑)。いつか自分のキャラクターとイメージが合致する時期がくると思うので、今は世間とのギャップを楽しんでいます」

 陰のある役柄を演じることが多い門脇麦(24)。映画『こどもつかい』(6月17日より全国ロードショー)でも、トラウマを抱える保育士を演じているが、そんな彼女の“こども”時代は……?

「4歳からバレエを始めて、ワンパクな女の子だったと思います。バレエで挫折したあとの高校生時代は“暗黒期”とインタビューなどで言っているのですが、そのころもはつらつと暗黒期でした(笑)」

 ネアカと語るものの、人見知りな一面もあり、共演の滝沢秀明には話しかけられずじまいだったという。

「一緒のシーンがほぼなくて、声をかけられずにいたのですが、子どもたちが無邪気に話しかけていていいなって(笑)。

 有岡大貴さん(Hey! Say! JUMP)はフランクな方かと思っていたんですけど、意外と人見知りで。でも恋人役なのに2人に距離があると演技に出ちゃうので、インタビュアーかってぐらい質問攻めしていました(笑)」

 メガホンを握るのは、『呪怨』などで世界的に評価の高い清水崇監督。しかし、本人はホラーが苦手なようで……。

「学生時代、文化祭のお化け屋敷で腰をぬかしたことがあって以来、ホラー系は苦手でほとんど見たことがないんです。でも、この作品はドラマ部分も見ごたえがあるので、私でも見られました」

 劇中では恐怖の対象の子どもだが、現場では可愛さ満点だったという。

「一緒にゲームをしたり、和気あいあいとしていた現場だったので、怖さは皆無でした。でも作品自体はホラー好きの方も納得していただける内容になっていると思いますので、ぜひ劇場で体験してほしいですね」

 リフレッシュ法は?

「1日1回お酒が飲めたら、不満はないです(笑)。山登りが趣味なんですが、最近行けていないので、そろそろ旅行を兼ねて山に行けたら。最後に登ったのは長野県と山梨県の境にある八ヶ岳。自分が童心に返る場所になっています」