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写真左から、秋気(ドラム)、兆志(ギター)、悠(ボーカル)、謙二(ベース)

 “曲よし! 顔よし! センスよし!”三拍子そろえ、ハマる人が続出しているI Don't Like Mondays.(通称:IDLMs.=アイドラ)。彼らの作り出すサウンドは、あの桑田佳祐や斎藤工も絶賛するほど。そこでメンバーに直撃インタビュー!

――今日は記念すべき『週刊女性』デビューなので、まずは気になるバンド名の由来から教えてください。

謙二「“月曜日が嫌い”という意味にしたのは、俺らがそうだし、憂うつな気分になる人が多いかなと思って」

秋気「そういう気持ちを、僕らの音楽で吹き飛ばせたらいいなと」

――そういう意味がこめられていたんですね。バンド結成のきっかけは?

悠「もともと僕がマネージャーをしていたバンドがあって。そのリーダーがメンバーを変えたがるタイプだったんです。その中でドラムの秋気とベースの謙二が入って。そのうちにボーカルもいなくなったので僕がしぶしぶ入ることに。そうしたら今度はリーダーがやめて、僕らが取り残されちゃった(笑)」

謙二「でも、せっかくだからちゃんとやろうということになって。ギタリストの兆志を誘って今の形になりました」

――“女の子を踊らすために'12年に結成”というプロフィールだけど、メンバーが集まったのは偶然だったんですね。ちなみに踊れる女の子は好きですか?

全員「好き好きー!」

謙二「最近は行けてないけど、俺たちもクラブとかで踊るのが好きで」

兆志「俺は、踊るの嫌いですね」

悠「兆志はそう言うけど、クラブには行っているほうだよ(笑)」

秋気「それが事実なんだぞ(笑)」

兆志「……(笑)」

――みんな仲よしですね(笑)。“踊れる”こと以外に、好きな女性のタイプは?

悠「僕はカッコいい要素のある子! ファッションだと、黒のタンクトップと赤リップが似合う感じ(笑)」

秋気「悠はわかりやすいよね。俺は素直な子がいいな。喜怒哀楽がハッキリしている子」

謙二「そういう意味では秋気と逆で、奥ゆかしい人が好き。外見も女の子っぽい、大和撫子系がいいな」

兆志「謙二と似ていて、半歩下がってくれる人が好み。だけど、ときには叱ってくれて、たまには弱さも見せてほしい。料理上手な人も好きですね」

――音楽の好みもそれぞれ違うらしいけど、曲作りはどうやって?

謙二「最初から話し合いでゴールを決めてやっています。2年くらい前にこのスタイルに変えてからバンドがちゃんと形になりました」

――楽曲の幅広さを筆頭に、エンタメに富んだステージ、世界観を持ったPV、グッズのデザインも担当するなど、新しいバンドスタイルに挑戦していますよね。

悠「僕らはいろんなことができるのがバンドのよさだと思っていて。『IDLMs.』(アイドラ)という世界観を作っていくうえで、音楽以外の要素も均等に大事にしていきたいんです。最初は何もかもダサかったけどね(笑)」

秋気「よく漫画家の方が“勝手にキャラクターが動く”と言うけど、僕らも今そんな感じで。『IDLMs.』というバンドがどういうものか認識して、その集合体を盛り上げるための意見がそれぞれに言えるようになりました」

――今後の目標を教えてください。

謙二「ファーストアルバム『TOKYO』は、全曲ともシングルとして出せるクオリティーにすることが目標でした。今後はライブでやったときに生きてくる楽曲も、もっと作れるといいですね」

兆志「あと、世界で“日本のバンドといえば”と話題になったときに、『IDLMs.』の名前が出る存在になりたいです!」

 3月に渋谷で行われたワンマンライブはチケットが即日完売した。全12曲入りのアルバム『TOKYO』、“全浮気男に捧げる!?”セカンドシングル『Sorry』などが日本コロムビアから発売中。『アイドラ男子夜会』(TOKYO FM 毎週土曜26時~)も担当。

撮影/坂本利幸