s-2016031_yano

 人口13億人を超える中国で“最も有名な日本人”と言われる男、それが矢野浩二。“ニーハオ”“シェイシェイ”しか話せない状態で中国へ進出した彼だが、今ではバラエティー番組の司会を務めるほどに。

「3か月で10~11話のドラマを撮る日本、しかし中国は同じ期間で40~50話の撮影をしてしまう! 3日で48シーン、これが僕の記録です(笑い)。3日目の昼は頭がウニ状態で、自分でも何を言ってるかわからなくなりました」

 最近では、台湾からの逆輸入俳優ディーン・フジオカが人気だ。

「僕も日本のみなさんに顔を覚えてもらえるように頑張りたい。でも、僕のライバルは“くまモン”。最近、いろんな日中行事に出てきているので、かなりライバル心を抱いてます(笑い)」

 意外な強敵にビックリ。日本で中国人観光客を目にする機会が多くなってきたが、どう感じているのだろうか。

「今、“爆買い”が話題になってますよね? 自分もついついしちゃうんです! 電動歯ブラシとか……奥さんにはスチーマーや美顔ローラーを買ってあげました(笑い)」

 残念ながら(?)既婚者。中国人の妻との間に5歳の娘もいて「うまくいっていますよ」と、にこやかにコメント。

 矢野は4月スタートのドラマ『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)にも出演が決まっている。日本活動に気合は十分。

「声をかけていただけるなら、本当に何でもやりたいです。15年ぶりになるので、ちょっと日本のことは浦島太郎状態なんですけどね……(笑い)。少しでもチェックしていただけたらうれしいです」

撮影/佐藤靖彦