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 局アナからフリーアナウンサーに転身したあとも、バラエティーや情報番組など第一線で活躍し続ける羽鳥慎一アナウンサー(45)。

「人に嫌われるのがイヤなんです(笑)。だからネットで自分の評判は探らないようにしています。見たら超へこむと思います! SNSを見られないように、そういう意味も含めて、いまだにスマホではなくガラケーを愛用しているんです(笑)」

 MCを務める『羽鳥慎一 モーニングショー』も好調ということで、収録スタジオにお邪魔し出社から本番終了後まで密着取材。

「毎朝4時45分に起きます。たまにほかの収録で遅くなることもありますが、早い日はお昼前には仕事が終わるし、睡眠時間も自由時間もたっぷりあるんです。だから“朝早くて大変ね”って思われていることはすごくいいこと。本当は大変じゃないけど“大変なんです”って言うと同情してもらえるっていう(笑)」

 そんな冗談を言えるのも『ズームイン!!』『モーニングバード』を経て“朝の顔”として10年以上のキャリアを持つ彼だからこそ。『モーニングショー』も始まってからはや半年。

「別に朝にこだわっているわけではないんです。朝やれって言われたからやっているだけ、なんてね(笑)。いい感じで半年過ぎたんじゃないかな。宇賀ちゃん(宇賀なつみ・テレビ朝日アナウンサー)の骨折以外は(笑)」

 “激戦区”とも呼ばれる朝の情報番組の時間帯。数多くある番組の中で、生き残るために意識していることは?

「“難しいことをわかりやすく説明する”です。特に「羽鳥パネル」のコーナーは力を入れていますね。あのパネル、0から作っているのでスタッフも大変だと思います。僕もどうしたら盛り上げられるかが勝負! この半年でだいぶ進化してきましたね」

 仕事熱心な羽鳥アナ。ディレクターの間では、ワーカホリックという噂もありますが……。

「そうかもしれないです(笑)。僕はテレビが大好きで、家でもずっと見ているんです。どんなことが起きているか、誰がどんなことをしゃべったか、勉強も兼ねてチェックします。これも仕事の一部かもしれませんが、全然苦じゃないんですよ。仕事も好きだしストレスもないので、特に気分転換する必要もないんです」

 とはいえ、人前に出る仕事。たまにはジムに行って鍛えることも。

「ジムに行く時間はいっぱいあるんですよ。あとは気持ちだけ(笑)。僕すぐ太っちゃうんです。だから体形にはすごく気をつけていて、炭水化物は控えめにしています。本当はお酒をやめるのがいいみたいなんですけど、それだけはやめとこうかなって(笑)」

 そんな羽鳥アナが目指すのは?

「徳光(和夫)さんです。“アナウンサーはしゃべる仕事じゃない、話を聞く仕事だ”っておっしゃっていて、すごく納得したんです。僕も話を聞ける、そんなアナウンサーを目指してまだまだ頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします!」

撮影/佐藤靖彦