s-20160726_matsuoka_900

 シリーズ累計動員が7200万人を超え、大ヒット記録を続ける『ポケモン映画』。

 第19作目となる『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』(2016年7月16日[土]全国公開)で、'08~'10年『おはスタ』(テレビ東京系)で共演していた2人が再び集合。

松岡「大好きな山ちゃんと共演できて本当にうれしい! 初めてのアニメ映画の声優のお仕事で、山ちゃんがいてくれたから心強かったです!」

山寺「僕も、茉優と共演できて本当に特別な作品になりました。初めてだったのに堂々としていて、頼もしかったよ!」

―『おはスタ』以来、会うのは久しぶり?

松岡「初めての挑戦だったので、初めてのアフレコの前に“ご指導賜りたいです!”って山ちゃんにメールを送ったんです。そしたら、アフレコ当日、お仕事の合間を縫って現場まで来てくれて……」

―山寺さんは、ポケモン映画の声優を19作連続で務めている大先輩ですもんね。

山寺「連続でやらせていただいていますけど毎回違う役ですから、毎回新しい気持ちでドキドキしていますよ。ただ、茉優には“大丈夫だから自信を持って”と伝えました」

松岡「それがどんなにうれしかったか! あ、でもね山ちゃん! あの時のシーン、あとで全部録り直したの……」

山寺「なんだよっ!(笑)」

―山寺さんからはどんなアドバイスを?

山寺「いや、もう本当は茉優に教えることなんてひとつもないんですよ。今回は現場で“茉優、こういうアドリブ入れてみたら?”って言ったことを実践してくれて。そしたら音響監督さんに“松岡さん、それ必要ないです”ってあっさり却下されていましたね。……言わなきゃよかった(笑)」

松岡「山ちゃんが“僕が言いました! 余計なこと言いました!”って謝って(笑)」

山寺「そこからは見守ることに徹しました」

 今年4月に、メイン司会者を18年半務めた『おはスタ』を卒業した山寺。

 朝早く起きる習慣もなくなり、松岡の出演作品を必ずチェックしているとか。特に松岡主演の深夜ドラマ『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』で見せた、ドキュメンタリー調の不思議な役どころを大絶賛。

山寺「茉優は、演技しているのか素なのか? って思うことがよくある。『おはスタ』で共演していた10代のときから、しっかりしているな~とは思っていたけど……」

松岡「やだ! 泣いちゃう~うれしい~……。山ちゃんは芸能界のお父さん。パパみたいな存在です」

山寺「声優の仕事もそのうち“任せといて”って言えるようになるよ。今度は俺が茉優に教わる番だね」

松岡「山ちゃんお願い、泣かせないで! これからももっと教えてください!」

山寺「もしも俺がこれから何かアドバイスをするとしたら、プライベートですよ。年もだいぶ上だしいろんな経験をしてきたから(笑)。八嶋(智人)くんや共通の知り合いも多いし、今度ゆっくりご飯に行こう! 茉優の演技論を聞かせて!」

松岡「いや本当にそれだけは! 私、演技論なんて話したことないですから!!」

撮影/伊藤和幸