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 多くの有名人が運営するファンクラブ。実際にはどんなメリットがあるのか、会費はいくらなのかは気になるところ。そこでファンクラブの実態を徹底調査した。

 氣志團のファンクラブは、独特なサービスが。

「新郎新婦に向けて、氣志團が結婚のお祝いをDVDで届けてくれるサービスがあります。氣志團オリジナルのウエディング曲に新郎新婦の名前を入れて弾き語りで歌い、メンバー全員からの直筆メッセージつき。通常は18万3600円ですが、ファンクラブ会員になると13万7160円に値引きしてくれます」(会員のひとり)

 久保田利伸のファンクラブは、続けるほどに確実なメリットがある。

「会員4年目になると、熱烈な久保田ファンの証として、“ゴールデンバッジ”がもらえます。6年目には久保田自身がジャケットをデザインした新曲CD、8年目には全116ページの『久保田家の謎』という本が届きます。11年目には、会員ひとりひとりの名前を呼んだ生声入りCDとゴールド会員証。16年目には1度だけバックステージへ行ける権利。21年目にはデビュー当時からのオフショット満載のフォトブックと、だんだん豪華になっていきます。26年目には、“久保田会員”として殿堂入り。それは名誉だけで特典はないようです」(会員のひとり)

 ファンクラブ会員になったほうがいいのは、ジャニーズのファン。会員でないと、ライブチケットを買えないわけではないが、手に入れるのは現実的に難しい。

「SMAPや嵐は会員数がほかのグループに比べて群を抜いて多い。会員になっても必ずチケットが手に入るわけではありません。抽選にはずれることもあり、会員でもチケットを取るのは難しい。家族や友達などにも会員になってもらって、複数の名義で抽選を勝ち抜こうとする人も多いんです」(会員のひとり)

 あまりに争奪戦が激しいので、高額な値段での転売も大問題になった。最近では、会場で厳しく本人確認を行うようになってきている。