「昨年の12月あたりから振替公演の話が浮上していました。本人もそれまでの雑誌のインタビューなどで〝中止ではなく延期〟と話していたし、いよいよ実現かと……」(スポーツ紙記者)

 昨年5月に行われる予定だったポール・マッカートニーの再来日公演。’13 年12月に日本のステージに立ち、「マタ、アイマショウ!」と締めくくったが、その半年後に再び来日するという異例の早さで、“奇跡の公演”と言われた。

 ところが、「国立競技場、ヤンマースタジアム長居、武道館の全公演がキャンセル」(前出・記者)とのことで、日本公演だけでなく、その後に予定されていた韓国などのアジアツアー、全米ツアーも中止に。その理由は、ポールの体調不良だった。

 アイルランドの大衆紙『アイリッシュ・ミラー』で、ポール自身が当時の状況について話している。音楽雑誌編集者いわく、

「東京のホテルで急に嘔吐が止まらなくなって急きょ入院。1週間くらい何も食べられず、約6㎏やせたと明かしています。原因は胃腸関連のウイルス性炎症だったとも」

 キャンセルとなった日本公演についても「来年は必ず日本へ戻ってライブを実現する」と断言!

 そこにきて、韓国のラジオDJのとある発言が重なった。

「1月に“ポールが5月に韓国に来る”と言ったんです。それで日本でも5月中に振替公演を調整しているという話が流れました」(前出・記者)

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’13年のコンサート、昨年の”幻”講演に引き続き会場のひとつとなる東京ドーム

 5月といえば、ポールが大好きな相撲の場所もあり、昨年の公演中止から約1年にあたる。ところが本誌が取材を進めると、4月後半という日程が上がってきた。

「まず最初に1日だけ大阪公演を行った後、東京ドームで3公演。さらに日本武道館でのライブも予定されているそうです」(前出・記者)

 実は、本来ならばすでに正式発表されていたという。

「1月21日に記者発表される予定でした。だけど、20日にイスラム国での人質事件が起こったのを配慮して、興行側が1週間見送ったそうです」(前出・記者)