今月15日、麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で逮捕された女優の高部あい。『国民的美少女コンテスト』出身の清純派キャラ女優だっただけに、芸能界内外で大きな衝撃を呼んだ。

 高部の逮捕によってダメージを受けたのが、現在放送中の深夜ドラマ『サムライせんせい』(テレビ朝日系)。高部は錦戸亮演じる主人公・武市半平太が教える塾の生徒の母親役で出演予定だったが、逮捕により急きょ出演シーンがカットされた。

 そんな幻の出演シーンを『週刊女性』は撮影していた。9月30日、群馬県館林市にある某スーパーマーケット。この日は、タイムスリップしてきた武市半平太が現代に現れ、戸惑う……という1話目の撮影が行われていた。

「前日からこの店で撮影が行われるという噂が流れたため、錦戸クンのファンを中心に20人ほどの野次馬が集まっていました。撮影は店内でしたが、モニターが外にあったため、撮影シーンの確認のため出演者が外に出てくることも多かったです」(撮影を見学した地元民)

 若いママ役を演じる高部はラフな衣装だったため、スタッフと勘違いしていた見物客も多かったという。逮捕から放送まで1週間あったとはいえ、本編では何の違和感もなく編集されていたが、これにはこんな裏話も。

「キャスティングされた段階で、“あの高部さんが深夜ドラマのこんなチョイ役でいいの?”と思うほど、出演シーンは最初から多くなかったそうです。なので、逮捕後の編集作業もそんなに大変ではなかったと聞きました」(テレビ朝日関係者)

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 仕事関係者で高部の異変に気づいている者はいなかったようだ。

「もともと不思議ちゃんというか。フワフワしたキャラだったので、薬物による言動だとは誰も思っていなかった。ただ言われてみたら逮捕された直後に、当時所属していたプロダクションの担当マネージャーが何かの対応に追われている様子だったので、何かスキャンダルでも撮られたのかな? とは思っていましたが、まさか薬物で逮捕とは……」(制作スタッフ)