沖縄を代表する“おばぁ”

『ちゅらさん』平良とみさん、占領下でも芝居を続ける

2015年12月20日(日) 16時00分
〈週刊女性1月1日号〉
2015年12月20日(日) 16時00分
〈週刊女性1月1日号〉

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 平良とみさんというより、「おばぁ」と呼んだほうがわかりやすいかもしれない。沖縄を代表する大女優が敗血症による呼吸不全のため亡くなった。87歳だった。

「1年ほど療養生活を送っていました。少しずつ回復していましたが、敗血症による呼吸不全を起こしてしまいました。絹の着物に包まれて棺に納められた姿は眠っているように穏やかで、静かに息を引きとったようです」(ワイドショースタッフ)

 平良さんが全国で知られるようになったのは、'99年の映画『ナビィの恋』への出演がきっかけだった。

「平良さんは60年前に別れさせられた恋人と再会し、変わらぬ恋心を見せるチャーミングなおばぁを演じました。沖縄にこんなに素晴らしい女優がいることが知られて、'01年の朝ドラ『ちゅらさん』の出演につながっていきます」(映画ライター)

 『ちゅらさん』では国仲涼子が演じるえりぃの祖母役で、ナレーションも兼任。滋味あふれる語りが日本の朝を明るくした。しかし、平良さんの少女時代は恵まれたものだったとは言えない。

「'28年生まれで、少女時代に戦災を経験しています。母子家庭で育ち、学費を稼ぐために13歳で石垣島の巡業劇団に参加。戦争が終わっても、貧困と食糧難の時代です。占領下でも芝居を続け、子どもを生み育てました」(前出・ワイドショースタッフ)

 苦難を経たからこそ、優しさこそが大きな力になることを知ったのだろう。また、故郷の沖縄への思いが強い。

「県指定無形文化財『琉球歌劇』の保持者で、沖縄の方言である“ウチナーグチ”を巧みに使います。『ちゅらさん』での独特な心地のいいしゃべりは、テレビ用にウチナーグチをアレンジしたものなんです。那覇市内で“話して覚えるウチナーグチ”のワークショップの講師を夫とともに務めるなど、沖縄の古くからの文化や風俗を現代にも浸透させていました。琉球着物のコレクターとしても知られています」(テレビ局関係者)

(女優・享年87・12月6日逝去)

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