s-木村拓哉
 4月16日にスタートする木村拓哉主演ドラマ『アイムホーム』(テレビ朝日系)。彼にしては珍しい、家族を題材にした本格的なホームドラマになりそうだ。

 撮影は3月にクランクイン、主に都内近郊でロケが行われている。役作りのため髪をバッサリと切り、スーツに身を包んだサラリーマン仕様。父親役に臨む木村は気合十分。

「’07 年の『華麗なる一族』(TBS系)でも父親を演じましたが、家族ドラマでの父親は初でしょう。劇中では子役相手に、彼がプライベートで2人の子どもたちに接しているような、自然体の演技が見られるかもしれませんね」(テレビ誌記者)

 一方でドラマ撮影と同じころ、インターネット動画サイト『YouTube』にとある対談動画が配信された。

 配信元は人材育成などを目的とした会員制活動団体。その代表を務めるK氏と、向かい合った木村まさ子さん。木村拓哉の母親だ。本来は有料会員に向けたサービスのようだが、お試し動画なのか『Vol.1』として公開されている。

 これまで“食育”などの講演活動で、人前で話すことはあったまさ子さん。が、ネット動画とはいえ、公に万人が目にする場に出ることは珍しい。しかも驚くべき“木村家の内幕”が語られていた。

 冒頭ではK氏との出会いや自身の講演について話すまさ子さん。次第に自身がなぜ、いろいろな活動をするようになったかを明らかにし始めた。

「いちばん大きかったのは結婚。子どもを長男、次男と授かって、そうやって幸せな中にいたと、自分で幸せだと思っていた。(略)どうしても私自身が否定されてしまう状況にずっとあったんですね」

 長男の拓哉ら2人の子ども、そして夫と過ごした家族生活を否定するかのような物言い。そして「いちばん大きい影響は嫁ぎ先のお母さん」と、姑との関係が良好なものではなかったとも。

「上の子が中学にいるころです。子どもも成長していろんな自我が出てきて。そうすると私も自我が出てきて。そこで知らなかった自分、抑え込んでいた自分も出てきた」

 当たり前のように送ってきた“幸せな生活”に、疑問を持ち始めたのだという。

「お友達から、すごい言葉なんですけども“あなた奴隷?”って言われちゃったんです。あとになって“そうか。すべていい妻、いい母をやっていて、私は自分がないんだ”って気づきました」

 そして当時、急性腸炎を患い、倒れることもあったというまさ子さん。

「普通の生活も安定剤がないとできなくなる。夜は睡眠薬を飲まなければ眠れなくなる、っていうのが16年続いたんです。でも、家族はそれを知らないと思います。私が言わないから。言えないで、自分で何とかしようと……」

 息子の拓哉は、そんな母の悩みと体調に気づいていただろうか。衝撃的な告白だった。

「キムタク父は昔気質の厳格なお父さんのようで、さらに息子2人の男系家族はまさ子さんを気遣うことができなかったのかも。自身の姑との関係を気にしてか、彼女は息子たちの家庭のことにいっさい口出しはしないそう。それが彼女のやさしさでもあるのでしょう」(芸能プロ関係者)