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 3月12日に放送されたNHK『明日へコンサート』に生出演したSMAP。『オリジナルスマイル』を歌い、観客とハイタッチのサービスをしながら会場入りのオープニング。

 その後の“弟分”Kis-My-Ft2 のコーナーで、中居正広は福島にまつわる意外な交友を明かした。

「プライベートでね、去年の今ごろですよ。東北に行こうつって。藤ヶ谷くんと一緒に。プライベートで福島に1泊2日の旅行に行ってきました」

 稲垣吾郎も同行したという。コンサート本番前にも藤ヶ谷と稲垣と市内のそば屋さんで食事をしたことを話した。

「市内の高級そば店として知られる『K』です。中居さんと藤ヶ谷さんは天ざる、稲垣さんはざるを頼まれたそう。翌日にはさっそくウワサを聞きつけたファンがドッと来店し、店先に行列ができるほどの混雑ぶりでした」(地元局ディレクター)

 同店に聞いてみると、こう回答。

「プライベートでいらしてくださいましたので、詳しいお話は控えさせてください」

 残念ながら店内での中居らの様子は聞くことはできなかったが、予想以上のSMAP効果に驚いたようだ。

 一見、メンバーや後輩との微笑ましい光景ではあるが、SMAPの今を象徴する一面でもあった。

「藤ヶ谷はジャニーズ随一のキムタク“信者”で、LINEでもつながっているそう。でもプライベートでは中居ともつながっていたんですね。プロデュースした舞祭組メンバーならともかく、藤ヶ谷は“中居派”に鞍替えですか」(アイドル誌編集者)

 震災以降、幾度となくお忍びで被災地に赴いてはボランティアに精を出した中居。同行を許された藤ヶ谷との信頼関係は言うまでもない。そして“ついていった”稲垣も“木村派”だったはず。

「地方コンサートなどの場合、稲垣は木村と食事に出ることがほとんど。プライベートでもゴルフ仲間で、メンバー内では草なぎ・香取ペアと並んで、“親友”の間柄。当日の木村の都合もあったでしょうが、中居との組み合わせは意外。やはり騒動の影響はあるかも」(写真誌カメラマン)

 中居の人気、司会者としての実力であれば、彼だけ独立したとしても問題はなかったとも言われている。

「稲垣、草なぎ、香取はそうもいきません。SMAPの看板がなくなってしまえば、出ても残っても先細りの可能性は否めない。生謝罪でセンターからはずされた屈辱を受けながらも、中居がSMAPであり続けるのを選んだことに3人も恩義を感じていることでしょう」(芸能プロ関係者)

 草なぎや香取も“バラエティー班”として、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で苦楽をともにした“中居派”だ。

「そもそも中居は、近藤真彦や東山紀之ら先輩、後輩の嵐や各グループリーダーからの人望は厚い。ジャニー社長誕生日パーティーにもメンバーで唯一、毎回参加していますからね。

 一方のキムタクは、ジャニーズ外部での交友関係は広いものの内部は狭い。“天下のキムタク”への遠慮ややっかみもあったのかも。ジャニーズでは孤立ぎみでした」(芸能プロ幹部)

 そして騒動での残留が、周囲からは“裏切り”に映ってしまった不運もある。

「グループには結束力が求められます。たとえ事務所を裏切っても、キムタクがメンバーと行動をともにする“男気”を見せていたら、逆にジャニーズタレントからの評価は上がっていたでしょう。でも実際は、メリー副社長からの“寵愛”が明らかになり、ますます孤立は深まりそう……」(前出・芸能プロ幹部)