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 9月1日は防災の日。東日本大震災以来、地震や災害の被害がより身近なものになっている。そこで、防災対策について危機管理コーディネーターでタレントのテレンス・リーさんに聞いた。

「邪魔にならない道具をいかにして常に携帯しておくかが大切。吸水性や速乾性に優れるだけでなく、包帯や三角巾、防寒具などにもなる日本手ぬぐいと、煙に包まれたときに空気を入れて頭からすっぽりかぶることで視界を確保できる大きい透明のポリ袋はぜひバッグに忍ばせておいて」

 防災グッズについてはこんな意見を。

「防災グッズは確かに便利ですが、購入したことで満足し試用するのを忘れる人が多い。きちんとシミュレーションして使う癖をつけておくように」

 また、もうひとつ考慮すべきことが人間の行動と心理と語る。

「日本人は民度が高いと諸外国から言われ“その気”になっているが、未曾有の状態になれば暴動や略奪も起こりうる。現に3.11の際、各地で身勝手な買い占めが横行した。精神的疲労を抱えないためにも、あらゆる事態を想定しておくことが大切です!」