いまどきのストレス事情

「年寄り扱いは嫌」シニア向けのグッズ使用でストレスも

2016年01月30日(土) 11時00分
〈週刊女性2016年2月9日号〉
2016年01月30日(土) 11時00分
〈週刊女性2016年2月9日号〉

sinia0130

 働く人の心の健康を守るための『ストレスチェック制度』(改正労働安全衛生法)が昨年12月に法制化された。シニア世代も例外ではない。

「シニアの方に多いのは“身体的な病気にかかりやすくなってしまった”というストレス。年齢を積み重ねるたびに、どんどん不健康になっていくのでショックが大きい」(精神科医で『ゆうメンタルクリニック』代表のゆうきゆう医師)

 具体的には、こんな声が寄せられている。

「物忘れが激しくなって、自分の記憶力に自信がなくなった」(64歳・女性)

「何もないところでつまずき、転倒。うまく受け身をとれずに手首を骨折しました」(72歳・女性)

 年をとるほど、ケガや病気は増えていくもの。昔はできたのに……というプライドが、ストレスを抱える原因にもなっている。

「補聴器をつけろと娘に言われるけれど、つけたくないんですよ。しかし、娘と孫が2人で何か話している言葉が聞こえず、“俺の悪口を話しているんだろう”と尋ねたら、“聞こえないなら補聴器をつけろ”と怒られました。聞こえないこともストレスだけど、補聴器をつけるのはカッコ悪くてためらわれる」(74歳・男性)

 シニア向けのグッズを使うこと自体、自分が年寄りだと言われているようでストレスなのだ。30代の看護師Aさんは、病院で高齢患者と接するときに、それを感じるという。

「入院している患者さんの中には、車イスや杖、おむつを使うことに嫌悪感を抱く方が多いです。“まだできる”という気持ちが大きいのでしょうが、使ってしまえば便利なものもあるのになぁと思ってしまいます。老人扱いされることがイヤなのでしょうね」

 また、孫を可愛がらなくてはいけないというプレッシャーも。

「孫は大好きですが、こちらにも金銭面の援助には限度がある。生活を切りつめたり、貯金を切り崩したりしてでも、孫には笑顔でいてほしい」(77歳・男性)

 孫に対する見栄から困窮生活を余儀なくされている人も。

「親戚や友人が病気で亡くなったりすると、“自分も同じ病気なのでは?”と疑う方も多いです。ガン家系で親戚を亡くしている人は、検査をしても“隠されているのでは? 検査で見落とされたのでは? 今は違っても結局、ガンになるのでは?”など心労が絶えない人も」(ゆうき医師)

関連記事

防犯・防災
国民生活センター...

老人ホーム入居権被害が急増中

2015年12月03日(木) 11時00分
〈週刊女性12月15日号〉
防犯・防災
老人ホームトラブ...

高齢者向けマンションに注意

2015年12月06日(日) 16時00分
〈週刊女性〉
美容・健康
見抜くポイントは...

高齢者うつ、認知症なりやすい

2015年12月07日(月) 16時00分
〈週刊女性12月15日号〉
美容・健康
65歳以上の患者...

高齢者うつ増加の理由は?

2015年12月07日(月) 16時00分
〈週刊女性12月15日号〉
ニッポン
介護経験者が語る

介護生活で大切なこととは?

2015年09月27日(日) 16時00分
〈週刊女性10月6日号〉

オススメ記事

男性
高須クリニック・...

高須院長 中島裕翔熱愛「必然」

2016年05月27日(金) 05時00分
〈週刊女性PRIME〉
文化人
Twitterや...

フィフィ指摘ファンとの距離感

2016年05月25日(水) 17時40分
〈週刊女性PRIME〉
文化人
バレーボール・タ...

フィフィ言及スポーツとお金

2016年05月21日(土) 18時30分
〈週刊女性PRIME〉
男性
第2回『Yes!...

ビアちゃん語る高須院長の凄さ

2016年05月13日(金) 05時00分
〈週刊女性PRIME〉

ページトップ