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 神戸市東灘区の側溝に身を潜め、通行中の女性のスカート内を覗こうとしたとして11月、県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたのは市内に住む会社員(28)。午前3時ごろから約5時間潜み続け、パンチラのチャンスを狙っていた。

「いったい何しトンねん!」

 一喝する警官の視線は、足元の側溝を向いていた。蓋を開けると、横55センチ、縦35センチ、深さ約40センチの狭いスペースに身体を押し込んだ男があお向けに寝そべっていた。

 事件発生は8月16日。現場はJR摂津本山駅近くの郵便局前。甲南女子大など3つの大学の通学路になっており、若い女性が多い。

「通勤中の美容師の37歳女性が側溝に目をやると、すきまから髪の毛が出ており、何者かと目が合った。驚いた女性の通報で警官が駆けつけました。女性は通勤途中で時間がとれず、聞き取りや現場検証に日数を要し、11月9日に逮捕しました」(兵庫県警東灘署)

 男は容疑を認めて略式起訴され、罰金30万円を納付して、すでに釈放されている。

 実はこの男、側溝内で御用となったのは初めてではない。2年前にも今回の現場から近い別の側溝で同様の犯行におよび、逮捕されている。

「生まれ変わったら道になりたい」という “迷言”を残していた。

「“どこが見やすいやろ、若い女性が多いやろ”と好条件の側溝を10か所以上探したと話しています。夜中に側溝を巡り、入れなかったり排水がたまってきたりするところもあったらしい。今回逮捕された側溝が、一番いいポイントだったのでしょう」(捜査関係者)