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 高視聴率をキープしている『下町ロケット』(TBS系)。そんな人気作の舞台裏を真野賢作役として出演中の山崎育三郎が明かしてくれた。

 バイタリティーあふれる下町の工場の社長を演じるのが主演の阿部寛。身長も高く、その風格に圧倒されそうだけど、普段はどんな人なのだろうか。

「本当にカッコいい方なんです。仕事への臨み方も、みんなに声をかけるというより、お芝居をするその背中で引っ張ってくださっている感じです。あと、大福を食べるシーンで、カットがかかって社長から阿部さんに戻られた瞬間、リラックスしながら食べる表情や、笑ったときにくしゃっとなる笑顔も素敵で。真野同様、僕も大ファンになりました!」

 不眠不休で開発に挑む佃製作所チーム。撮影現場の雰囲気は?

「控室でも、阿部さんを中心にみんなでお話をされていたりと、関係性も含め現場は佃製作所の雰囲気そのままなんです。僕はこういう大きな作品は初めてなので、すごく緊張するんですが、ほかのみなさんもこの現場は特別で、ほかにないくらい緊張感があるとおっしゃっていました。スタッフさんも、睡眠があまりとれない状態で全力を尽くしてくださっていて、まさにリアル佃製作所です」

 前半は佃製作所にいた山崎だが、後編では一村を演じる今田耕司や、桜田を演じる石倉三郎との撮影が多いそう。

「3人で控室にいるときは、昭和の芸能界の話をしています。昔は、ドラマをこう撮っていたとか、雰囲気はこうだとか教えていただきました。あと、石倉さんにタブレット端末を見せたら“えー!!”って腰を抜かすくらいビックリされて。ご自分がコントをやっていた時の映像を見て、“うそだろ!”って驚く石倉さんに、今田さんがツッコミを入れるみたいな(笑い)。大先輩のおふたりですが、いつも和ませていただいています」

 オフでも仲良しのようだ。

「オフのときに1回だけ、今野浩喜さんや阿部進之介さんら何人かの佃メンバーで卓球をやりました。みんな卓球が好きみたいで、かなりの腕前なんです。あと、佃メンバーで焼き肉屋さんに行くシーンが前半にあったんですが、その撮影の前にみんなでごはんに行きました。店は焼き鳥屋さんだったのですが(笑い)、コミュニケーションも取れて、焼き肉のシーンの雰囲気作りにも役立ちました」