フィナーレまであと1か月。ますます盛り上がりを見せる朝ドラ『あさが来た』。クセ者が勢ぞろいの魅惑のサブキャラたちにインタビューした。
追加キャスト発表の会見のとき、“51歳の転校生”と自らを紹介した辻本茂雄。
「あの言葉が大きく載ってしもうて(笑い)。それがびっくりでしたわ」
普段は吉本新喜劇の座長として舞台に上がっている彼。演じている“へぇさん”こと加野銀行の支配人・山崎平十郎のキャラクターを聞いてみた。
「最近はしゃべるようになりましたけど、平十郎の難しさは“へぇ”のひと言に尽きます。1シーンで“へぇ”を3連続するときがありまして、そこでは会話のリズムに合わせて使い分けました。あそこには新喜劇で培ってきた勘、セリフの“間”を生かせたと思います」
リハーサルのときにアドリブを入れて、そのまま採用されることも多いという。
「さすがに新喜劇のネタをそのままは入れられませんけど(笑い)。瀬戸くん演じる成澤と絡むシーンで“僕がきっかけ出すんで、全員で瀬戸くんを2度見したほうがおもしろいんちゃうか？”って。新喜劇の団体芸のノリでやらせてもらいました。今回は周りに亀助さんや雁助さんのように、お笑いもとれるメンバーがいますから、僕もこれから積極的にやっていきたいと思っています(笑い)」
