『わたしが神さまから聞いたお金の話をしてもいいですか?』『神さまのお告げで教わった! 井内由佳のしあわせスパイラル』などの著書がベストセラーとなった井内由佳。そんな彼女に、1989年のある日、神さまのお告げが降りる。

 それ以降、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けているという。隔週で連載している『神さまの幸福論』では、井内先生に寄せられた人生相談と、その回答をお見せしていきたいと思います。今回の質問は前回に引き続き「因縁」についてです

Q:前回の質問で、先生は「ご先祖さまの因縁が子孫に返ってくる」とおっしゃいました。とすると、やはりそのような因縁があるときは自分がどんなに努力しても、変えられないものなのでしょうか?

 それとも、その因縁に気づくキッカケがあって、因縁を無くすことはできるのでしょうか? あと、「前世とか生まれ変わりとかはない」というのがすごく驚きだったのですが、人は亡くなったあとに、生まれ変わってまた会おう! ということがないのなら、天国みたいな所で、会いたい人に会うことはできるのでしょうか? 違った質問になってしまって、すみません。

【井内先生からの回答】

201601iuchiyukatate

 因縁と生まれ変わりについてのご質問ですね。

 まず、因縁というのはどういうことかというと、この世の中は「したことがされる」という法則で成り立っています。

 したことがされると言っても、「わたしがあなたに意地悪をしたら、いつかあなたから意地悪をされる」ということではありません。

 したことというより「味わわせた"思い"を味わわされる」というのが、より適切かもしれません。

 ただし、その思いを味わわせた人から返ってくるとも限りません。大抵は自分のしたことは自分に返ってくるのですが、あまりにも善いこと、あまりにも悪いことは子や孫に返ってくることが多いのです。

 それは、子どもがいれば、子どもが大切で可愛いから子どもにいいことがあるのがとても嬉しいし、また子どもにとって辛いことがあればそれが一番辛いからなんです。子や孫だけでなく、何代も後に出ることもあります。

 そして、その因縁を引き継ぐのは、"性格や考え方が似ている子孫"なのです。

 だからと言って、おびえたり心配することはありません。自分の努力で薄くなったり、断ち切ることができるんです。大人になるにつれて、自分の因縁が何かというのがだんだんわかってきます。

 それを断ち切るための適切な努力をすることが大切です。

 例えば、自分は孤独の因縁があると思うならば、自分勝手な考えを持たないようにするとか、貧困の因縁があると思うなら、ケチケチしないようにするとか。それを跳ねのけるための考え方に変えていくことですね。

 それから、神さまは、「前世とか生まれ変わりとか、天国とかはない」とおっしゃいます。

 もし、天国と地獄があるとして、善いことをすれば天国に、悪いことをすれば地獄に落ちるというなら、それは子孫に反映されることだと教わりました。善いことをすれば、子どもがより幸せになり、悪いことをすれば子どもが不幸になる。

 それが、人間にとっての天国と地獄なんだそうです。ですから、"天国で会いたい人に会う"ということはできないみたいなので、生きているうちに会いたい人にはたくさん会っておくことですね。

 会いたいと思う人がいたら、会いにいく。もしそれが「とても会えそうにない」と思う人であってもです。


井内由佳(いうち・ゆか)●福岡県生まれ。福岡大学商学部卒業。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。ここで、「仕事」についての大きな学びを得る。多彩な人々との出会いと語りあいの中から、人として幸せな道を歩むための考え方を学ぶ。1989年に神さまのお告げが降りる。1991年より夫が経営する輸入車販売会社の取締役を務めるかたわら、自宅で人々の相談に応じ、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けている。福岡市在住で二男二女の母として、毎日、楽しく、嬉しく暮らしている。【公式携帯サイトhttp://iuchi.augury.jp/】※本連載では、皆さまからの質問を募集しています! 先生に質問をしたい方は、下記アドレスまでお願いいたします。 primeqanda@gmail.com